農業が地域性が濃いことを示す徴的な行事、出方。地域の農業者がそこで農業を営むために必要な水を確保するための溜め池がある。その溜め池の堤防の草刈は、その水を利用する農業者が総出で刈る。
軽トラ大集合。まさに草刈部隊である。今、百姓一揆が起これば鍬や鎌の変わりに草刈機械が武器になるのではなかろうか。
この溜め池の草刈は年に2回、春と秋に行われる。春はその年の田植えが始まる前、用水路に水を流すため水路の掃除などもある。これもまた自分の田とは関係なく、田を持つ農業者が総出で行う。
このような地域の行事にきちっと参加することはこの地域で農業をする者なら当然であり、とても重要であると就農する以前からよく聞かされていた。
“出方” への5件のフィードバック
この作業は、農地・水・環境保全の活動の一環でしょうか。
いえ違いますねぇ。たぶんうちの部落じゃ先導に立つひとがおらんからでしょう。
こんなふだんからやってる出方でもその活動がみとめられれば補助金がでるってことですか?
もちろんそうです。
農道の草苅、用水路の掃除・点検、河川の掃除等からボカシ肥料の作り方講習会などあらゆる地域の取り組みに、お金が出ます。また先進的な取り組みをしますと、10㌃あたり6000円。
ちなみに本年度は2年目にあたりますので来年申し込みますと、3カ年は実施できます。地域のリーダー(区長)等に相談して早めの取り組みを!
こういった国の事業(農政)には生産調整がつきものですが、農地・水・環境保全は転作しとろうが、してなかろうが関係なし。
ほうほう。やはり生産調整が必要なわけですよね。生産調整している農業者は数えるくらいしかいないのが現状ですが、儲からないが田があるから作っているってだけの人がいるからそういう人が作らなくてお金がもらえるということを知れば生産調整して、農地水環境保全の取り組みに参加するかもしれないですね。
農地・水・環境保全は生産調整は関係ありません