先日、4Hクラブの会長さん(24歳)の栽培するハウストウモロコシ(スイートコーン)を見学させてもらってきた。
あと1週間ちょっとで収穫できるようになるだろうとの事だった。露地物に比べ、実は小ぶりだが時期が早ければ単価はむしろ高く売れる。2000本近く収穫できるらしいが、その全てを数件の産直で売り切れるだろうとのこと。最近では産直ブームもあって、各地で直売所ができたため、直売所にのみ農産物を卸しているという農家も少なくない。
産直に農産物を出荷して売り上げを上げるにはそれなりのコツがいるようだ。周りの人とかぶらない農作物や同じようなものでも時期をずらすなど。5月にトウモロコシを出す人は少ない。露地物のでてくる6月・7月になると値が下がってくる。
これがトウモロコシの雄花。一番てっぺんの風を受けやすいところに咲く。ここから花粉が落ちて、トウモロコシである雌花の柱頭に受粉する。トウモロコシの先端にあるもじゃもじゃした毛のこと。
受粉しないとトウモロコシの実は入らない。しかし、この雄花の花粉に虫がつきやすく、ここから虫が下っていき、トウモロコシの中に入り、商品価値がないものにしてしまう。
雄花が咲き、受粉を終えたら雄花は切ってしまう。(写真、手前の先端は切ったあと)
それに、トウモロコシは乾燥地帯で育つイメージがあったため、水はそれほど必要としないと認識していた。しかし、実際は花が咲く頃は水びたしになるほど、灌水してよいという。
一番実が太るときの水は実を膨らませてくれるのだろう。
“ハウストウモロコシ” への2件のフィードバック
雄花を切ってあるトウモロコシなんか見たことねェや。
っち思ったら、俺が見たことあるトウモロコシは牛の飼料用で、食用やねんやけ当り前か・・・。
品種の違いで奥が深いなァ
飼料用はそこまで手かけれないよね。
本来の時期に作付けして、農薬で防除が一般的だろう。