サトイモ


img_17031先日の12日から14日まで、また熊本に行ってきた。今回は2泊3日。

初日の金曜日は学生のときからお世話になっていた菊陽町の農家でサトイモを丸1日掘っていた。

ちょうど良い日差しに何もしていないとちょっと寒い程度の風が吹いていた。

写真はその畑の風景。奥には阿蘇の山が見え、煙が北に流れている。この風が流れているときは次の日が雨だとおばぁちゃんが教えてくれた。img_17001

サトイモは冬になると葉はなくなり、黒いシートの下で春が来るのを待っている。

この農家はサトイモとブドウを栽培している。サトイモはその全てが種芋として出荷され、全国に発送されているようだ。

納屋には見たこともない量のサトイモが山をなしている。

サトイモの種はとても高価だ。しかし、そのおよそ半分は中間業者により上乗せされ、消費者(サトイモ栽培農家、もしくはホームセンター等)に販売される。

そのことを計算すると、それまでにかかる手間を知れば種芋を栽培する農家がどれほどの手取りがあるのか、ちゃんと成り立つのか心配になってしまう。それほどきつい仕事である。

まるで、農業の3K(きつい、きたない、かっこわるい)を象徴するような仕事の連続だ。

自分はそのことを最近になりよくよく実感した。だからこそ種芋を買う場合はお金を払う以上に、まず掘ることの手間くらい自分でもできるのだから、それをしなければ申し訳ないではないかと思い、1日自分の分+αくらいを手伝ってきた。

このサトイモ(種芋)を掘る時期はファーマーズメンバーの恒例行事のようになっている。(ちなみに自分が現役のときは数回しかきていないが・・・)

この日も4人のファーマーズがアルバイトに来ていて、一緒に作業をした。

やっぱり農作業はトモダチと一緒にするととても面白い。改めて感じた。すると農家のおっちゃんが「家族でするとケンカすっけんねw」と。確かにそうだ。

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