年に1回しか経験できない農業。
たった4回しか経験していないから失敗しても仕方ないさ~と自分を慰める。
左の白いつんつんしたものは芽。右側は芽が一斉に伸びたために上土を持ちあげている様子。
右側の苗に上から水をかけてやり、左側の様になる。
本来なら芽は土を押しのけて出てくるのだが、田んぼの土を使っているため土の目が細かいので繋がってもちあがるのではないかと考える。
また、種の上に撒く土が多かったということも少なからずあるだろう。
この現象はまだましなほうだ。
播種後の苗にシートを被せ、保温して発芽させるのだがシートは3年目の古いもので穴が開いていたため、そこから水が入り水没したようになるために芽が出てこれない、と推測する。
この状態になったらもう苗として使えない。
そんな苗が今年は130枚以上もあった。種もみがある品種は撒きなおしだ。
種が無い品種、ミルキークイーンなどについては残った苗をだましだまし植えるしかない。
それか、予定していた面積を植えられないのであれば、植える田んぼを変更し、他の品種を引き延ばす。
根本原因は水稲苗の作り方に対して勉強不足であることに加え、育苗方法についての検討不十分だ。
自分のやり方をきちんと模索出来ていなかった。
種が発芽するときは生育するときよりも温度が高いほうが発芽がスムーズにいくのはどの植物も同じであると思う。
それは野菜のほとんどは同じで、種袋の裏面に発芽適温と生育適温が記されており、発芽適温のほうが全般的に高い。
それは何となくわかってはいるが、水稲の種もみを撒いた後、ビニールをかけるまでして温度を上げないと発芽しないのかと以前から不思議には思っていた。
シートをしていると日中、日が照とすぐに40℃を超すだろう。
本当にそんな温度が必要なのかと思っていながら、農協の指導ほとんど、熱を上げて発芽させているので必要なのだと思っていた。
その後、発芽すると黒い網(寒冷紗)をかけて緑化させるという行程がある。
これもなんだかおかしな感じで、黒い網で遮光を45%に落とすことで、葉を緑色にさせる。
はたしてそんなことが必要なのか。
撒きなおしの苗でいろいろ実験してみるつもりだ。
“失敗” への2件のフィードバック
遮光をすると、植物は、少ない日光からもっと光合成を
しようと思って葉緑体を増やすのかもしれませんね。
それが私の既存の知識では日光が少ない条件下で生育しているとモヤシになるというイメージ・・・知識ではないですね、イメージですね。
確かに日陰を好む植物の葉は緑が濃いなぁ・・・
ほんっと分からなくなります(汗