10月は稲刈りで忙しい月だった


毎年、一年で一番忙しい時期は田植えの6月だと思っていたけど、10月も意外に大変だったことに今気付いた。

ヒノヒカリの刈り取りがあと二日。

e58699e79c9f-2013-10-14-17-15-48これは一日の刈取を終えた時の乾燥機の画面。

水分27%とあるが、稲刈りを終えたばかりの籾は30%~25%くらい。

刈取が遅くなると籾は乾燥していくが、稲は熟れ過ぎると味は落ちる。

ちょうど良いところで刈取、強制的に乾燥させてやる。

乾燥機が無い時代でも筵(むしろ)で乾燥させてやることも強制的といえば強制的。

乾燥の仕方にもおいしさを守るコツがあって、刈取後の高水分の時はなるべく高い温度をかけず、ゆっくりまわすこと。

20%くらいまで落ちたところで一度乾燥機を止めて半日ほど安静にすることで、籾の中で乾燥度合いのムラがなじんでくるそうだ。

それから15.0%まで乾燥させるが、40度以上ならないように、なるべく35度前後までの温度で乾燥させる。

半日置くには稲刈りをした次の日は休みにさせなければいけない。

本来は全ての稲刈りでこの2日工程で乾燥させたいが、面積が増えた今では刈り遅れてはいけないので一台の乾燥機で全てにおいて2日かけることはできなくなっているのが現状。

晴れの続いた3日間のうち、前2日は1日で乾燥させた。

次の日が雨だと分かっている3日目は今日まで雨が降る予報だったので3日間かけて乾燥させた。

毎日、4条刈りのコンバインが最大の仕事量をこなすには今のサイズの乾燥機がもう一台必要になる。

農業福島園は段々と祖父の納屋でさえ収まらなくなってきているとういことか。

最近では鉄骨の高い天井の倉庫が徐々にイメージとして湧いてきている。

そう遠くない将来だ。

最近読み直している本田健の本に、幻想と夢、目標、予定という話があった。

思い描く未来は捉え方一つで現実のものとなるかどうかの可能性が変わるということ、だそうだ。

まぁ、予定だと思う。


“10月は稲刈りで忙しい月だった” への2件のフィードバック

  1. 元気つくしの新米頂きました。玄米の焼きおにぎりは最高に美味でした。甘味があって今までに食べたことのない美味しさでした。かなり驚きました。

    • 返信遅くなってしまいました!
      いやぁ、たぶん褒め過ぎだと思います。知らない方がこのコメントをみるとやらせではないかと思われるかもしれませんが、ごはんおかわりさんはちゃんとしたお客さんです。
      玄米の焼おにぎりというのは自分もまだ食べたことがないですね。おいしそうですね!