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2009-04

種籾 塩水選

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最近は稲作りの準備がもっぱらの仕事。

先日、塩水選をした。塩水選とは、充実した種籾のみを選別するために、塩を溶かし比重を重くした水に浸け、軽い籾を取り除くことを言う。

塩水の比重は卵を浮かせることで解かる。真水では卵は沈んだままだが、徐々に塩を加えていくことで水の比重が重くなり、卵の比重を超えた時点で卵が浮かび上がる。

卵が水面上で縦に浮かんでいる時点が1.10  海水は1.03なので3倍以上に塩っ辛い。ちなみに体が浮きあがる死海は1.30

相当量の水に塩を溶かす必要があるので、食塩では高くついてしまう。これまでは一番安い精製塩を買っていたらしいのだが、それでも5kg程度しか手が出せない。

5kgでも真水に比べれば比重は上がり、種籾の選別の精度は上がる(真水でも十分効果はある)のだが、播種は薄まき・田植えは粗植で行うため、不稔の種籾が多く混入すると田植え後には苗株数が減ることになる。

そのほかにも充実した種籾を惜しげもなく厳選することは、健苗を作る基本になる。

今回使用した塩は中国から輸入される豚腸や羊腸の塩漬けに使用されていた塩を頂いていたので助かった。輸入業者からすれば産業廃棄物だ。

自分は使わないが、塩ではなくて化学肥料である硫安を代用することもできる。使用後の水は希釈して野菜や果樹に灌水することで肥料として使うことができ、無駄にならないという。

レンゲ畑

img_291511月に種を播いていたこの田圃だけが思惑通りの生育を見せています。

3月のニュースレターではレンゲが咲きますと書いたのに、この一枚だけになってしまいました。他の田も全くではないのだが、緑肥になるほど生育しなかった。

1月にレンゲの種を播いても生育が遅くなってしまう、と学んだ。

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最近話題になっているのがミツバチの異常な失踪事件。我が田圃には蜜を集めにちゃんと来てます。

足にはびっしり花粉がついているのがわかる。

続・生協のお米

はっきりいって、劇的に変わるものではないというのが一番の感想。

しかし、照り・粘りは当園のヒノヒカリに比べて落ちるように思った。

味はまったくもって悪くない、おいしいのだが、粘りが少ないことがそもそもの味覚にまで影響してくる。

爺さんも同じような意見だった。

生協のお米

昨年のお米の収穫後から宅配にて販売をはじめたお米。

やはり不況のあおりなのか、昨年の新米のときからすると、大分注文の量が少なくなってきている。

宗像有機農業研究会の農家さんで、直売所でのお米の売り上げが年をあけてから徐々にあがってくるという農家さんがいた。家ではよほど折込チラシの効果があったのだろうと思う。

実際に、ウチのお米をおいしいといってくれるお客さんは多くいるし、継続していただいているお客さんもたくさんいる。さらには、ご近所さんに紹介させていただけるとてもありがたいお客さんもいる。

本当に感慨無量だ。

普通の稲作農家は、自分でお米を作るので、お米にお金を出して買うという行為は考えられないものだ。そのため、本当にお米の味を知っているのかというと、実はそうではないのではなかろうか。

身銭を切ってはじめて、どこの米がうまいのかや、どこの米がまずいのか、を身をもって感じるもの。

お客さんとは普段そういうもの。だからこそ、今も毎回買っていただいているお客様はありがたいのだ。

そこで、よく利用されているという方が多い、エフコープのお米、福岡県産ヒノヒカリを5㎏を身銭を切って購入した。

4Hクラブ

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農業の若者が集まって勉強会や懇親会などなどの機会として、このような交流会も開催されています。

電子技法ならびに電子食品

あまり安全・安心な食品ですといっているようには思えないネーミングだと思う。

先日、宗像有機農業研究会にてぼかし肥料の工場を見学した後、そこで生産されているぼかしを使っているという農家のナシ園を見学させて頂いた。

そのナシ園の園主さんは、電子技法と呼ばれる方法をされていた。電子技法とは「炭素(炭)と水(電子エネルギー水)と空気を活用して土を健康にし、光合成の働きを高めて栽培する方法です。」と、紹介されていた。img_2813これは、樹齢約70年らしい。順調に行けばこの1本の成木が、1000個以上の実をつけるそうだ。

本音

前日の日記で、「周りが認めるような生育の良いブルーベリーに、我が圃場はなればよいのだが、と思う。」と率直な感想を書いたのだが、後で読み直してみると、以外に自分が見栄っ張りで、自慢家であることがわかった。

普段、そうならないように気をつけているのだが、結局のところ人に認めてもらいたいとか、自慢したいなどという気持ちがある。

そんな気持ちでは植物は育ってはくれない。断言できる。

以後、気をつけよう。

宗像ブルーベリー研究会

本日、夕方より宗像ブルーベリー研究会の総会があった。

とはいえ、前年度の活動実績はほぼゼロに近い。農業祭りでブースを構えることはしたのだが、販売する苗もままならなかった。

世の中にはいろいろな会や団体が存在する。これらの集まりはそこそこによっていろいろな経緯や問題がある。いろんな会合に顔を出す人は幾つもの役員を持っていたりする。

宗像ブルーベリー研究会は、現在その存在そのものもままならない。ブルーベリーを普及させたいと思う数人の善意により総会を執り行えた。

現在の研究会は発足数年にくらべ、会員の数が極端に少ない。はっきりいって年会費を払ってまで一般の方が参加されてもなにもメリットがない状態。魅力がない。

そんな研究会をなんとか盛り上げて行きたいと思う。いろいろな勉強会や技術情報の交換。いろいろとやれることはあるのだが、なかなか会員の足並みがそろわず、思い思いにやっている状態ではなかなか発展しない。

なんとか、みなをまとめる必要がある。それだけ、周りが認めるような生育の良いブルーベリーに、我が圃場はなればよいのだが、と思う。

水稲 播種試験  スナップエンドウ 収穫

img_279614月1日 種籾を浸種

4月12日 播種、積み上げて保温

4月18日 発芽、展開後、寒冷紗を掛けて灌水

以上、育苗における田圃の土とぼかしでどの程度の苗ができるのかを確認するために、1ヶ月以上前から試験をしている。

全部で8枚、それぞれ試験区が違い、ぼかしの混ぜてある量が違う。それにプラス、籾殻くん炭のみに播種したもので、どの程度の苗ができるのかを試してみた。籾殻くん炭のみの苗とは、現代農業にあった超軽量苗だ。

3枚くらい重ねても軽く持ち上げられると、お年寄りに優しい技術として紹介されていた。この場合の育苗には化成肥料が使われていたが、こんな育苗のやり方は誰も知らないし、まず考えられない。しかし、やってる人はやっている。

img_2801初めてできたスナップエンドウ。この手の野菜は収穫してすぐに湯がいて食べるのが最高にうまい。自分でも驚いた。おかげでスナップエンドウが好物になってしまった。

まさに、百姓(まだ家庭菜園!?)の醍醐味。

炭焼きは天下のたのしみ

4月3日のブログに籾殻燻炭を作ったことをあげた。以前から現代農業に「炭焼きは天下の楽しみ」というコーナーがあり、籾殻くん炭の簡単な焼き方を紹介していたことは見た記憶はあったのだが、どの巻のどのページだったのか記憶になかった。

そこで、以前から登録しようとしながらも、その値段に踏ん切りがつかなかったルーラル電子図書館なるものに思い切って登録した。

ルーラル電子図書館とは、農山漁村文化協会が刊行している書物をインターネット上で有料で閲覧できる、いわばネット図書館である。

早速、籾殻くん炭の焼き方の方法を検索してみると、まるで本を読んでいるかのように図や写真つきで閲覧できた。通常、本として現代農業を読もうとすると300ページからなるため、自分に必要な情報を探すのに苦労する。

しかし、この電子図書館はキーワードで検索するだけで、とても貴重な情報を簡単に入手できる。これこそ、まさに情報化社会だ。

農業の技術とは、今までは人のやり方を見て学ぶ、が当たり前だったし、これに間違いはない。しかし、この情報入手の手軽さは、この1年間農業をしてみて、やり方、仕方を知っているかどうかの重要性を身をもって知った自分にとっては、ある意味ショッキングといってもよい。

もっと早く登録しておけばよかった。

本題に戻すと、以前写真であげた炭焼きの方法は、焼いている時間中ずっと手が空かない。しかし、ドラム缶を使った簡単な焼き方が紹介されていた。

どうやらこの方法なら火をつけて、数時間は離れていても大丈夫な様だ。おまけに竹炭も簡単に焼くことができる。竹酢入りもみ酢も取れる、そう考えただけでもすごい発明だ。

構想しているだけで、ワクワクしてきた。

やっと天下の楽しみというわけがわかった気がした。

宗像有機農業研究会

先日、熊本の大学で行われている環境保全型農業技術研究会(環保研)に参加してきたのだが、宗像にも有機農業研究会という会があり、その総会が今日、行われた。

内容は前年度の活動報告、決算報告、監査報告、今年度の活動計画、予算案など。

この二つの会の違いといえば主催が大学か、市かの違いだろうか。環保研は教授が会長で、有機農業研究会は会員の農家さんが会長だが、事務局としてバックアップを市の農業振興課が受けてくれている。

どんなに活動内容が素晴らしい会でもやはり影の努力というのか、普段見ていないところでいろいろやってくれているからこそ成り立っていると感じる。なかなか面倒なことがあるだろうと感じるからこそ感謝の念が沸く。

今年の9月6日、宗像ユリックスで環境フェスタが開催されるのだが、今年度も宗像有機農業研究会として参加することが決定した。ちなみに参加は今年で2年目。

この研究会の活動を一般の人たちに知ってもらうことで、農家の自己満足では終わらない研究会にすることができる、と個人的には思っている。その意味で、環境フェスタは願ってもない場だ。

自分のできることとして、この環境フェスタへの企画を自分が引き受けて行うことにした。

環境フェスタで行うことに、年頭としてあることは、「研究会の活動内容の紹介」 「会員の紹介と個々人の栽培方法の紹介」 「会員の農産物の展示・即売」といったところ。

しかし、自分も生産者となっているため、消費者の立場の理解度が低いことを実感している今日このごろ。

そこで、もしこのブログをごらんになった方で、消費者の立場、むろん生産者の方でもよいのだが、生産者にどんなことを聞きたいのか、ご意見をお聞きしたい。

http://100sho.net/contact のお問い合わせ欄から送ってください。どんなことでも結構です。どうぞよろしくお願いします。

二条大麦

img_2747一般的にはビール麦と呼ばる。最近になり出穂してきた。麦畑を遠めに見ると、黄緑色をしたのがビール麦で、まだ穂が出ておらず、緑が濃い麦は小麦だ。

水田の裏作作物として栽培されているが、現状は補助金が出なければ栽培されないようになってしまった作物。

昔はどの地域でも水田の裏作として、栽培されていたのだが、海外から安価で大量に輸入されるようになっため、日本では補助金をつけて栽培を助成している。

なぜ、わざわざ補助金をつけてまで日本の高コストで作る必要があるのか。これは、単に日本の食糧自給率という数字のためにやっているのではない。

しかし、その意味も曖昧になってしまう。それは補助金だけが目当てであるがために、麦の栽培に誰も気持ちが入っていない、と自分は感じる。補助金が栽培面積あたりででるため、おいしい、安全な麦なんて作っても関係ないようになってしまう。

草刈りが面倒なため、麦のすぐそばの畦でも除草剤ではいOK。麦が除草剤の影響でちょっと枯れてきても雑草が暴れなければ問題なし。

そんな麦がビールとなり、農家を含めた一般人の口に入る。これでいいのか。

カキの新芽が吹く頃

img_2743今年もカキが元気よく新芽を吹かせてきた。

最近は地球温暖化の影響で農業はいろいろな面で変化を受けている。

冬が暖かいがために樹木は春の到来を感じにくくなり、花の咲き方がばらばらになったりする。ただ眠っているように見える落葉樹も冬の寒さによって目覚め方に影響がある。

また、春の到来が早くなると、野菜の播種時期も早くなるのだが、一般的に言われているいつからいつまでという太陽暦の日付でいう時期は当てにならない。もともと温暖化でなくとも毎年気候というのは違うので、あくまで目安だ。

そんな変化を読むのが難しい気候だが、一番的確に教えてくれるのがやはり植物自信である。

柿の葉が段々大きくなり、その葉で小豆が3粒包まれるころが、インゲンなどの播種時期である、と祖母が教えてくれた。

毎年違う気候でも間違わずに播種する時期を、植物を観察することで予測できる。

数日前からこのことをブログに書こうと、柿の葉を観察していたのだが、ここ2,3日で芽吹いた葉が急に大きくなってきたように思う。

樹齢45年はくだらないこの柿の木は、今年も木漏れ日の気持ちよい休憩場所を提供してくれるのだろう。

Fマーク

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今年の1月、福岡県農業振興推進機構が行っている減農薬減化学肥料の認定制度に申請していた。このたび、栽培計画が認定され認定書が送られてきた。

この減農薬減化学肥料の認証を通称Fマークという。まだまだ認知度は低く、通常のスーパーで売られているものにFマークのシールが貼られていても、知らない人が多いのではないだろうか。

シールにはQRコードが着いていて、ネット上から生産者や栽培履歴などが閲覧できる。

栽培履歴が閲覧できるので解かるのだが、今年の我が水稲に、化学肥料や農薬はいっさい使用しないので、どれもゼロ、つまり無農薬無化学肥料の認定になる。

収穫前にサンプルをもって帰り、残留農薬の試験をするのだが、なかには水田の横にあったトマトハウスで散布した殺菌剤が風に乗って稲にかかり、残留農薬が出たとして認証を取り消された人もいるのだとか。

熊本とんこつラーメン“文龍”

img_2722はっきりいって体に悪い。表面に浮いた白い粒は全て油の塊。しかし、これが麻薬のようにうまい。

先日、熊本からの帰路に学生の頃によく行っていたラーメンを食べてきた。阿蘇から益城まで、わざわざ590円のラーメンを食べに夜な夜な車で1時間。今は店が移転して菊陽にある。

このラーメンのおかげで、他の店で食べるとんこつラーメンが味気なく思えるほどになってしまった。

ラーメンの器に書いてある言葉 『一日は小さな一生』

まさにこの言葉が示すとおり、店員さんは常に全身全霊をかけているのが伝わってくるほどの掛け声。

たぶん、文龍はラーメンを食べるためだけに行きたくなるのではなく、この雰囲気が元気にしてくれるようなきがするから、なのかもしれない。

お米を配達するときも文龍のように元気よく行こうと思った。

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