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2009-09

春日ぼうぶら

sn3k0028定植が遅れた春日ぼうぶらにようやく雌花が咲いた。

しかし、周りを見回しても雄花がない。雌花だけが季節を感じて咲きに咲いてしまったのか。交配しなければ実が着かずに終わってしまう。

そこで、祖母の畑で繁茂しているぼうぶらの雄花を拝借して、交配させた。

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花が咲いていることに気が付いたのは、昨日の昼過ぎだった。すでに一つ目の花はしぼんでおり、次の日の朝に咲きそうな蕾がいくつかあったので、咲くだろうとは思っていた。

実がなり止まってから1ヶ月で食べられると祖母。ということは来月の終わりごろかぁ。

先祖からの言い伝え

img_3815「米は早く刈らんと旨くない」

宗像ではほとんどの農家が口をそろえていう。先祖からの言い伝えと言うには大げさかもしれないが、このような知恵は長年にわたり言い伝えられ、農業の基本技術とも捉えられるようなもので、当たり前、常識のような感覚がある。

しかし、この常識を常識とせず、自ら体感しなければ本当に理解したとは言えない。

はたして、農家のどのくらいの人が刈り遅れた米を比較して味わったことがあるのだろうかと思う。たしかに、今年は全般的に刈り遅れたから米の味が悪い、というような会話が聞こえてきそうだが、そのようなことを聞いたことはない。

なぜならほとんどの人が刈り遅れたら旨くないといわれていることを知っているため、なるべく早く刈る努力をする。どの田圃を見ても、ぐーたらに稲刈りが遅れるような田圃は滅多にない。

また、若干刈り遅れた田圃があったとしても、籾摺りの時にはすべての米が混ざった状態で籾摺りをするため、刈り遅れた田圃の米だけを食べることはあまり無い、いやほとんどない。旨くないといわれるような米をあえて残して食べるだろうか。

常識を疑う。ある種のテレビ番組でもよく言われるようなフレーズだが、この常識を自分は疑ったのは実際に刈り遅れた米を実際に去年食べたからだ。

それは、自然農法を自称して作られている知人から分けていただいたお米だ。

自然農法は不耕起・無肥料・無農薬で、稲刈りは通常の時期から1ヶ月遅く、また掛け干が基本。しかも、掛け干を1ヶ月もするようだ。

稲刈りが通常の時期から1ヶ月も遅いとなると、稲の葉はすべて枯れあがっているような状態だ。しかし、その米が去年はおいしかったのだ。

稲刈りのタイミングは穂の写真を見てもらいたい。穂軸の色が3分の2まで黄化した時期が収穫の適期とされている。この写真では見えないがおおよそ黄化しているのは先端の1cm程度だろう。

刈り遅れた場合、胴割れ米や茶米が多くなるとされている。逆に早刈りしすぎると青米が多くなり収量が減る。この場合、収量が減るだけで、食味が良いというのであれば早刈りしたほうが良いことはわかる。

青米でなくても完全に当熟しきっていないのが早狩りの状態となる。どんな果実でも、完熟に近づくまで植物体に付いているほうが実というのは熟しておいしくなるのが普通ではないだろうかと考えた。

そこで、同じ田圃の稲で、収穫時期の違いがどの程度食味に影響があるかを実際に食べ比べてみようとおもった。

今日は2回目の収穫となる。4日おきに稲株25株を手刈りし、納屋の雨が当たらないところで掛け干している。

水分が15%程度になったときに脱穀し、すべての収穫時期の米において準備が整い次第、5つのはんごうでそれぞれのお米を焚き、食べ比べをする予定だ。

玄海 風の子保育園

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すべての繋がりは人を介してやってくるとはよくいったものだ。

ニュースレターを送っている友達の親戚に、保育園の管理栄養士をされている方がいて、ニュースレターを読まれて一度話しがしてみたいということを聞いていた。

7月に最初の連絡をとり、一度保育園を見学にいこうと思いつつ、なかなか時間が合わなかったが、ようやく先日お邪魔してきた。

ここの保育園はいろんなところから視察にくるほどすばらしい保育園らしい。第一にその場所だが山と田圃しかないようなところで、海もほどよく近くだった。

また、建物はヒノキの良いにおいがして、子供たちは自由気ままに駆け回って遊んでいた。

なぜ自分が呼ばれたのかというと、農業の仕事を園児たちに知ってもらいたいためだったりする。

自分も何らかの形で子供と接する機会を持ち、農業を体験させてやれたらいいなと思っていたためまさに思い描いていたような出会いだった。

まだまだなにもわからないような自分だが、百姓としてできること、伝えられることをしていきたいと思った。

なかなか保育園に行く時間がないが、今度の冬には園内にブルーベリーを植えてやれたら良いなと目論んでいる。

農と農業

百姓と称して農業を始めた。しかし、農業と農とは違った。

ちょっとしたショックだった。しかし、それが今でも正解ではない、正解なんて存在しないと思えて仕方が無い。

img_36929月18日にアクロス福岡で行われた農文協シンポジウムで宇根豊氏の講演があったので参加してきた。

宇根さんは先日の阿蘇で行われた有機農業技術研究大会にも参加されていたのだがおめにかかれずじまいだった。

宇根さんの話は一言でいって面白い。子供目線のなぞなぞは大人でも知らないことだらけの自然の不思議がいろいろでてくる。それも、いつも仕事をしているときにも起こっていることなので、どれだけ自分たちが農の目線でなく、農業の目線で仕事をしているのだと気づかされる。

宇根さんはNPO法人「農と自然の研究所」の代表である。このNPO法人は設立して10年目となるらしいのだが、この法人が設立された目的を10年かかっても成し遂げられないときはもうどうしようもないだろうと話されていたそうだ。

その10年が来年の春に終わり、これから研究所がどうするのかを発表するという。

私は研究所の10年間がどのように経緯していったのかは知らないが、講演の最後に宇根さんがおもむろに発した「これからどうするのか来年の春に発表します。」という言葉には思い気持ちがこもっているように感じた。

宇根さんは何かを変えようと、何かを伝えようとされていた。その気持ちがどれだけ達成できたかは知らないが、すくなくとも自分のものの見方に大きな影響を与えた。

今までいろいろな影響を受けたが、どの影響もあてずっぽうに受けてきたわけではない。極自然と自分の気持ちに誘導され、影響を受けてきた。

だから、自分の受けた影響が他の人にも影響を及ぼすとは限らない。むしろ自分が望む影響以外の影響をを受けることはまれである。

結果的に自分のオリジナルはいろいろな影響の結果であるが、自分にしかできないことが必ずある。

消防団 全団員訓練

sn3k00219月13日の日曜日、午後から年に1回の全団員訓練が宗像ユリックスのサッカーグランドにて行われた。

よくテレビで消防団の消化訓練をしているが、スピードは違えどもまさにそれだった。

自分は初めての参加でホースの延長と伝令を受け持った。

消防車に乗り込み準備完了。笛の合図とともにホースを担いで全速力で3本目になるであろう位置でホース延長。

元から繋がってきたらホースを結合し、ホース先で待機。

放水が完了すると同時にダッシュ!消防車まできて右手を横にして「第一線放水停止!第二線延長!」

と、叫ぶはずが、「ほ、放水停止!・・・・・え、え、延長!」

50mほどを全速力で走った後で、その時は走ることに夢中になっていたせいか、言う言葉を忘れてしまい頭が真っ白になっていた。

訓練は宗像市内にある13分団で所定の内容をどれだけ正確に、短時間で行えるかを競う。

ビリ2までは訓練後の片付けがまっているので、先輩方は入賞せずとも片付けから逃れられればよいと慰めてくれた。

暗渠排水放水

img_3674夢つくしの田圃の暗渠排水の栓を取り田圃の乾燥を開始した。

夢つくしの刈り取りが27日前後であることと、今後の天候を読みながら田圃を刈り取りに向けて乾燥させていく。

田圃の乾燥が不十分だとコンバインがぬかってしまうため、十分に乾燥している必要がある。

しかし、登熟中に水が切れることは米にとってよくない。どのタイミングで田圃の水を抜くかは経験と感に任せるしかない。

畑仕事進行中

最近ブログの更新が低迷中でした。

カメラを持って畑に行く習慣をつけないと夜になっていざ更新しようとしても書く話題がなかなか思いつかないもの。

写真が一枚でもあると、今日どんなことが起こったのかを思い返すこともできるのだが。

数日前からダイコン、ニンジン、レタス等の秋冬野菜の播種が続いている。

本当なら8月中にキャベツや白菜などの播種をしなければいけなかったのだが、昨年は防虫ネットのトンネルをしていても毛虫、アブラムシ、病気の蔓延で全く収穫できなかったことを思い出すと、ここの畑では不可能ではないかと思われるほどだったため、他の仕事を優先するあまり播種しなかった。

風も十分秋を感じるようになったため、白菜とキャベツを播種した。はてさて、今年は上手くいくだろうか。

お米の配達がなくなったことと、秋ナスが若干収穫できるようになり、余って腐らせるくらいならとかのこの里にもって行く予定。

先日かのこの里でナスの値段を見てきたのだが、3本か4本で80円からと破格。売れ残るくらいなら安くてもはけてしまったほうが良い。

もしかのこの里で出すなら価格破壊になる。

お米完売!

おかげさまで去年の収穫したお米(平成20年度産)が完売しました!

本当にいろいろな人が助けてくれました。そうでなければこんなことはできません。

お米を買ってくれるお客さん、さらに紹介していただける人、家族、親戚にも助けられました。

クレームをいただくこともありました。その言っていただけること自体が自分を応援してくれているからこそだと感謝するばかりです。

いつも買っていただいているお客様には新米までの約1ヶ月間ご迷惑をお掛けすることになりますが、新米が取れましたらまたお知らせいたしますのでどうぞよろしくお願いします。

ありがとうございました。

灌水

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今年の3月に定植したブルーベリーは株元に大量のバークチップでマルチングしたため、特別な灌水は必要ないものとしていた。

しかし、ある品種だけ成長が3分の1程度しかないものがあった。1つの品種がすべての株において成長が悪いということはその品種が土に合わなかったと考えるべきか、列で品種ごとに植えてあるためその列の植え方がまずかったのかなどが考えられる。

また、地植えしているものより鉢で育成したものの方が成長がよい。これは、鉢植えのほうが地温が上がりやすく、毎日灌水するため酸素等の吸収が効率的になるなどが考えられる。

ということは、地植えしているブルーベリーを鉢植えの状況にしてやれば生育は良くなるということだろう。

そこで、先日設置したタンクからブルーベリー畑へパイプを渡し、とりあえずその生育の悪い1品種のみ手灌水で灌水することにした。

山のように盛ってあるチップは水を全くためることなく株元に浸透していく。

まだ秋の気温が高いうちは若干なりとも芽が伸びることもあるので、いまからでも灌水することであきらかな成長促進効果が確認できたら、他の株でも灌水することを検討しても良いだろう。

F認証立て看板設置

img_3647明日、減減認証(通称F認証)の圃場検査がある。とはいっても植物検体を持ち帰って残留農薬の検査があるわけではなく、実際に栽培がされているのかどうかという確認だけだそうだ。

この検査のためには圃場ごとに生産者の認証番号や農産物名、栽培管理者などが記載された看板を立てることになっていた。

そこで、以前より一番人通りの多い道に沿った田圃に農業福島園の宣伝を兼ねて看板を設置する予定だったが、いざ看板を作ろうとするとなかなかデザインのアイデアが浮かばなかった。

もうすこしで決定しようと思うところまで原案は進んでいたのだが、いざ出来上がった看板をイメージするととてもダサく思えて、結局一から考え直すことにした。

しかし、その他の作業が後を押していたので結局は必要最小限のことしか書かずに、写真の通り少しは見た目が良い感じで仕上げただけとなった。

なんでもそうだが、一番最初に目にするデザインによって植えつけられる先入観は後々までも尾を引く。

普段何気に自分が生活していてもいろいろなところでデザインと触れているがいざ自分で考えてみるとやはりそれなりのプロがいるだけあって素人では難しい。

竹パウダー堆肥

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生ゴミの投入を止めてからすでに2週間ほど経過しただろうか。

生ゴミ投入・撹拌をすべて祖母に任せていたため、撹拌が箱の底まできれいにできておらず、しかも過剰投入によって水分過剰になっていた。

表面はよく混ぜられているため一見すると上出来の堆肥になっているかのようだったが、箱からコンテナに出してみると底面の竹チップは色が濃くなく混ざっていないことがわかる。さらにべちゃべちゃするほどの水分にウジ虫が大量にわいていた。

堆肥に厚みがあると撹拌するのに手間取り、毎日する上では面倒になってしまう。なるべく薄くするほうが撹拌が楽ではないだろうか。

またスイカの皮などは大量の水分を含んでいるため、水分過剰になるのには気をつけておかなくてはならない。

普段から堆肥のことを気にかけていなかったことが失敗の原因だ。本人が混ぜているのであれば気が付いたのだがなかなか家事の延長線なので任せてしまいがち。

半分は腐敗していたので、畑の表面に播き、風化してから野菜の後と一緒に鋤きこむことにした。

くれぐれも失敗して腐敗した堆肥をすぐに土に混ぜ込まないように。

西南暖地ブルーベリー研究会 IN 阿蘇 2009

2週間前にも母校にかえったが短期間に、今度はブルーベリーの研究会にて阿蘇を訪れた。

なにかと熊本、阿蘇には縁がある。

今回の研究会はなんだかブルーベリーのいろいろな問題点や今後の展望の悪さなど暗い話題が多く、先が見えないような状況である感じをうけた。

すでにブルーベリー栽培技術はある程度成熟してきていて、これ以上に良い品質のものを作るには新品種育種など、栽培者の問題ではないような感じ。課題は見えているのに、これ以上どうしようもない。

ブルーベリーはすでにブームを過ぎているなどと言う人もいる。宗像ではブルーベリーはあんまり浸透していないが、立地条件などのことを考えると好条件であり、これから加熱してもよさそうに思える。

だが現実はそう簡単ではないようだ。

九州大学公開講座1日目

今日は学校の授業を受けてきた。とはいっても大学の講堂ではなく、とある施設の会議室。

まさに大学教授の授業といったところだったが、2人目の畜産(黒毛和牛の草のみによる肥育)の話しが面白かった。

もともと、自分は将来的に畜産も含めた循環する農業を思い描いている。

しかし今はまだまだ勉強不足で、牛のウの字もわかっていない。ウがわかればあとはシだけなんて話でもないが、とりあえず1頭からでも飼ってみることかなと思う。

今日の講義であった肥育牛の話。

現在日本で高級なお肉といえば霜降り牛だろう。この霜降りとは、いわゆる病気に近い肉であることをご存知だろうか。

肉の中にちりばめられた脂肪を霜降りというが、肉とは筋肉でありその間に脂肪が溜まることで霜降りとなる。本来脂肪とは皮下や内臓に付きやすく、これらが飽和し貯蔵する場所がなくなってくるために筋肉に脂肪を溜めるようになるのだ。

つまり激肥満状態。メタボもいいところだ。

そんな不健康な肉よりも、脂肪の少ない赤みの肉を食べるほうが健康に良いという考えのもと、健康なお肉を生産するための研究だった。

その肉とは、穀物飼料を一切使わずに草のみで牛を育てるということだった。

その草のみで育てる方法に面白いアイデアがあった。

日本各地に広がる耕作放棄地。この荒れた畑を電気柵で囲い、牛を放し飼いする。広さと放す牛の数にもよるが、人の背丈以上に生い茂った荒地がおおよそ2ヶ月で全くのさら地になってしまう。

電気柵で囲い放し飼いにすることで耕作放棄地を再生させるやり方は以前テレビで黒豚でやっているのを見たことがあるが、それの牛バージョンだ。

ニュースレター完成

今回のニュースレターは1枚目の文章を考えるのに1日半かかってしまった。

ちょうど天気の良すぎて暑すぎる日だった。ほとんど日中は汗をダラダラ流しながら土ホコリにまみれてする仕事に慣れているため、いざ机に向かったとたんに睡魔が襲う。

大学4年の卒業研究のときを思い出した。眠くて眠くて、仕事にならない。

そんな時はあきらめて10分程度寝る。机でうつ伏せで。まるで学生。

しかし、起きると体がだるく、何もやる気が起きなかった。すでに体質が体を動かすことに適応してしまっている。

とまぁそんななかの執筆活動でした。

このニュースレターは2枚目の文章のほとんどを母が作ってくれている。毎度、祖父母の話しは爆笑のネタになる。そんな福島家の日常の一こまを上手くまとめてくれている。

いろんなところで手伝ってくれている家族に感謝する。

ニュースレター9月号は明日、2日配布・発送予定。

読まれたい方は住所氏名をお知らせ下さい。無料にて発送させていただきます。

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