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2010-06

熨斗目穀蛾(ノシメコクガ、別名ノシメマダラメイガ)

梅雨本番を迎え雨が降る降る降る。

最近気になることが二つ。

ひとつは米の劣化。もうひとつはタニシに食べられた稲の量。

後者はあきらめがつくが、前者は相手がいることなのでとても気を使う。

先日、1か月前に玄米を5kg買ってくれたお客様から虫がでたという知らせをもらった。

この時期になるとどうしても発生する虫だが、もし自分の包装の時点で原因があったとしたらそれは弁償すべきだと思った。

まずはいつもお世話になっている有機無農薬でお米作りをされている天草の先輩農家さんに電話で相談した。

すると、米の虫は自然発生するのでどうやっても防ぐことはできない。現在大手スーパーなどで流通しているお米は薬剤によりくん蒸されているために虫の発生がないのだそうだ。

だから虫が出た場合は、薬剤を使用していない証拠であり、虫を取り除いて食べてください、もし食べても無害ですので安心してください。と言っているそうだ。

ということで、今回虫がでたというお客さんの玄米は了解をいただいた。

先日このお客さんへ配達に行ったさいに、虫がでたお米を引き取ったのだが、虫は熨斗目穀蛾と穀象虫(コクゾウムシ)という2種類だと思う。

熨斗目穀蛾は芋虫のようで、米どうしを糸で引っ付けて繭をつくり、産卵するようだ。

この時期になると自然とどこからやってきたのか発生する。

現在、7月号の「百姓三昧だより」を作成中なのでわかりやすく害虫、カビの発生についての注意書きを入れようと思う。

まねき猫 田植え体験

img_5009先日のブログでも紹介しましたまねき猫の田植え体験がありました。

自分は途中からのこのこやってきてカメラをもって参加者の感想など聞いたりしていました。

この農業体験はコースになっていて、田植えから管理作業、稲刈り、そして酒造りまでがセットになっていることが特徴的。

今日はあいにくの雨。参加者のみなさんはカッパは着ていたが暑さと湿度で結局濡れてしまうほどだった。

午前中に1反の田んぼの田植えを終え、近くの選果場の休憩室にて昼食。

img_5071休憩のときにも出たお菓子。田植えもち?だったか、昔、田植えのときに休憩の茶菓子として作られていたというきなこ餅に黒砂糖をかけてある。

餅には冷えても硬くならないように豆腐が入れられているそうだ。

このような昔の田植えに欠かせないものも味わってもらおうという主催者の心意気。

自分も田植え体験などというものをいつかは企画しようと思うので、その勉強として今日は参加した。

このような催し物は綿密な段取り、事前の話あいが必要だ。今回はとてもいい勉強になった。

ブラッデン

img_4941これはちょっと小ぶりだが実にうまそう。ブルーム(果皮につく粉)がしっかりついているのがわかる。

ブラッデンは食べたときにぷちっとなるくらい実がしまっている食感がおいしい。それでいて独特の風味がある。

サミットは実は大きくて食べがいがあるが、我が家のサミットは鉢植えのせいか実がみずっぽく味もいまいちといった感じだ。

生育の旺盛なサミットには穏やかに効く肥料のほうがおいしいかもしれない。

ブラッデンは生育は穏やか。今の肥料が向いている気がする。

地に植わってみるとまた生育も違うだろう。

今日、突然宗像教育委員会の方から電話が入り、秋に行われる中学生の職業体験で農業を志望する学生がいるので受け入れてもらえないかという相談があった。

4人で5日間、9時から4時まで。もちろんこちらもいい経験になるので受け入れたいが、これだけの仕事を用意するにも段取りが必要だ。

秋じゃがの定植、精米、田んぼの草取り、配達もよい体験になるだろう。ん~面白そうだ。

黒米

img_4407田植え3日目、最終日。

去年が1日で終えたのに対し、今年は面積が増えたため1日では終わらないので、1日の仕事量を減らしぼちぼち田植えすることにした。

昨日まで両親、弟が手伝いに来てくれて本当に助かった。そして最後の今日は一人で黒米や赤米などの試験的品種を極少量づつ田植えした。

ひとつの田にいろいろな品種を植え付けようと思うと、田植え機のコース取りを考えたり、苗が混ざらないようにと手間取った。

これがまた収穫の時期になると忙しい時期なのにもっと手間がかかるだろうと思いつつ、一人苦笑いしながら楽しんでいた。

写真は黒米の苗。葉先が黒ずんでいる。その奥は赤米。

今年の田植えは雨が降ったのが15日で16日から代掻きを始めた。そのため19日土曜日の手伝い人が来れる日に間に合わせるためバタバタ代掻きをした。

そんな中、18日は勉強会だった。そもそも忙しいので出席できないだろうと思っていると、祖父がトラクターに乗って代掻きをしてくれたため、自分は田植えの準備ができ、直前の勉強会にも参加できた。

やはり忙しい時こそ家族の力はとても力強い。

田植え

19日、20日と田植えした。まだ明日、小さな田にいろいろな品種を植えることが残っているので、まだ田植え機などは完全にまで洗えない。

img_4396e4bbb2e794bae4b88a写真は田植え前の植え代ろ掻きを行った田。

この田は今年から借りた田であるが、水を抜こうと水尻の栓をどんなに低くしても水が流れてこずにがたまっている。

このような水たまりはジャンボタニシに苗を食べられてしまう。

毎年、少しずつ修正をしているので借りた田に比べれば自作の田は均一になっている。

農機具メーカーの整備の方が自作の田を見て「きれいに代掻きができてますねぇ」っと言ってくれた。

これもいままできっちり仕事をしてきた祖父の田んぼだからだろう。

年に1回の農機具③ ドライブハロー

img_4366春に2回の耕起をし、水が入った田んぼをドライブローという代掻き専用のトラクターアタッチメントで代掻きをする。

ドライブハローは高速で回転させることで土の塊を撹拌し、まっ平らにする。(普通のロータリーでもできないことはないのだが、農業機械は何につけても専用の機械を発明する)

光岡区ではほとんどの田んぼに水が行きわたり、今日はすでに田植えを始めた人もいた。

当園では19日からの予定。

接ぎ木サミット

今は田んぼに水が入り、荒代掻きをしているのでそのことを今日のブログのネタにしようと思っていたが写真を撮り忘れたのでブルーベリーをひとつ。

img_4356自分が初めて接ぎ木をしたブルーベリーだ。

大学を卒業するときに師匠のブルーベリー園で接ぎ木をさせてもらったときのブルーベリー。

脇から伸びてきたサッカーに継ぎ、次の年に活着していたので親株から切り離して鉢植えにしていた。

去年までの生育にくらべ、今年はがぜん成長がよい。

かろうじて繋がっていた形成層が木の成長により完全に融合した、自分ではそう感じている。

もうハイブッシュ系統が食べられるような実が成りだしてから何日になるだろうか。水やりの度に2,3粒食べている。

待望の雨

やっと雨が降りました。

天から水が降ってくる、これは真に不思議なこと。

あっという間に田んぼに水が行きわたった。

実家に帰ってきて3年目。田植えは3回目。まだまだ仕事を覚えていないことや忘れていることが多く、仕事が体に染みついていない。

おかげで段取りが悪く、手間が余計にかかってしまう。

消えゆく雨

今が一年で一番雨がほしい時期。すべての田んぼは水が溜められる状態にし、あとは水が流れてくるのを待つのみ。

そしてベストタイミングで雨の予報がでた。それも1週間前の週間天気予報からだ。

その雨はこの一週の間、あまり変わらずに1日、1日と近づいていた。そしてその晩が来た。

雨は降った。しかし、潤ったのは表層3cmにすぎなかった。まったくの拍子抜け。

それだけにとどまらず、今日の晩にも雨の予報がでていたが夕方になりyahooの天気予報、そして気象庁の天気予報からも雨のマークは・・・

「消えたーーーーー!!!!」

今日は雨が降ることを前提としていたので溜まっていた事務仕事、部屋の片づけをしていたが雨が降るどころか日が差してきたときには何とも言えない・・・

ん~語彙力のなさにまた脱力。

前回の日記で関をしかけたと報告したが、雨が降らなければそれほど多くの水は流れてはこない。雨が降るか、溜池を抜くかしなければ。

今年はぎりぎりまで区の役員会議があり、いつのタイミングで溜池を抜くかが話し合われていたようだ。

昨年の溜池が抜かれたのは13日。昨年は週間天気予報でも雨が降る気配は一向になかったので、第三日曜に田植えができる時期としてこの日になっていた。

しかし、今年はちょうどよく雨の予報が出ている。雨が降ったタイミングで溜池の水を出せば、潤っている田に水がサーっと入り、すぐに溜まる。

それを見越して今年は雨が降れば溜池を抜くということになったそうだ。

今晩に十分な雨が降れば水が流れてくるはず。降らなければ、最低でも17日に溜池は抜かれるそうだが、このときでは19日、20日に田植えの手伝いを要請している家族には田んぼの準備が万全にはできないだろう。

なるべく早く、田に水がいきわたることを願うばかり。

入れ関

img_4304夕方5時。長尾班(光岡区の下の集落名・家屋の並びが尾っぽのように長く続いていることからだと思われる)で管理する関を止め、田に水が回るようにした。

田植えの時期になるとどこの河川も関がされ、水が淀む。

今でこそ河川はコンクリートで補強されているため、板をはめ込むだけで水が溜められる。

しかし、昔の河川で田に水を入れるために関をする場合は、山から木を切りだしてきて大がかりに関をしなければならなかったようだ。

光岡区は区で所有する山がある。毎年その山の決算報告などもされているが、自分はあのへんということは知っているだけだ。

なぜ光岡が山を所有しているのか、今日の出方の後に公民館で一杯飲みがあった時にちょっと聞かされた。

昔は関をしたりするにも木材が必要になる。多分、農道を整備したり河川を整備したりするにも木材は必要だったはずだ。

そのための材を確保するために山を所有しているのだそうだ。

たしかに、一戸の農家でも家があり、田があり、畑があり、そして山がある。

区という集落でも共同で使用するものに関しては集落で取りそろえるということなのだろう。

諸先輩方は昔はその山の杉林のくろぎりが大変だったーっと、草刈り機もないころ、大きな鎌を振って刈り払っていたと教えてくれた。

今では杉も大きくなりほとんど手入れがされていないらしい。

農業という生活が形成するこの地域社会、それもすでに過去のように私の眼には映る。

これからの農業はどうなるのか。どうしなければならないのか。

大学から帰ってきたときはまさかこんなことを考えようとは夢にも思わなかったのだが。

暗渠排水栓 閉

img_4301去年の稲刈り前から開放していた田んぼの暗渠排水の栓。

これから水を溜めるため栓を閉じた。

この暗渠排水は数十年前に農地の区画整理に伴って埋設されたものだが、すでに詰まってしまい役をなさないものも少なくないと思われる。

この排水の蓋も当時の規格であり、現在では作られていないため、無くなった場合が厄介。

コンクリートを削りパイプを切断し、新しい蓋をつけなければならないのだが、他の田んぼの蓋を勝手に拝借する人も・・・

取られたほうは、田んぼに水を入れても「なんで水がたまらんのや」と思っていると暗渠排水から水がじゃんじゃん出ている、なんてことも。

圃場基盤もすでに老朽化を迎えているようだ。

NPO法人 バンブーワールド

img_4283

以前に紹介した竹パウダーを利用した荒廃竹林の再生と安全な農業との連携を進めるためのNPO法人、バンブーワールド。

発起人はこの竹パウダーを作成する特殊な機械を所有している企業。

つまり、非営利の立場を利用し竹林の再生や農業への有効資材の提供という利とともに、会社の利益を出そうという一石三鳥、というのは私の勝手な想像。

NPOであるため、市の農業振興課が竹パウダーの普及に一役買っている。社会というのは実にうまい仕組みだ。

写真はこのNPO法人が竹パウダーの実証効果を確認するために国か県などからの補助金をもらい、原料を調達し農家に効果を報告することを見返りに無償提供された、その竹パウダー。

以前、自分が個人的に生ごみ堆肥をつくるために購入した堆積と同量だが、もしこれを販売するとしたら1袋8000円ほどになるという。

これだけの量で8000円となると実際に野菜をこの竹パウダーを使用することで品質や収量の増加につながったとしても最低でも8000円以上の効果になるとはいささか考えにくい。

この竹パウダーは化学肥料はいうまでもなく、むしろ牛フン堆肥より養分含量は少ない。あくまで土壌改良としての意味合いである資材では急激な変化というものはあまり望まれない。

なんにしろすべてこの売り上げのうち、原価がどれほどかかっているか農業の世界ではなかなか計算されない。

今回、無償で提供されたこの竹パウダーはブルーベリーのマルチに数本で試してみたいと思う。

天草現地勉強会

img_4893環境保全型農業技術研究会(環保研)の会報が届いたのが2日の木曜日。

中身を確認したのが3日の朝。天草にいる大先輩の田んぼを見て回る現地勉強会の知らせだった。集合は5日の15時からととても急な話だった。

しかし、もしこの会報がもっと以前に届いていると、きっとこの時期は忙しいからとパスしていたのではなかろうかと思う。

もちろん会報が来たときに、その日程の急きょさから行くべきか行かざるべきか悩んだが、ちょうど忙しい時こそ他をみて学べということを自分に言い聞かせていた時だった。

すべてはベストなタイミングでやってくるとはこのことなのだろう。

話を元に戻すと、今回の現地勉強会は熊本の天草におられる農家さん(ずっと無農薬)の田んぼを見て回るのだが、片野教授やいろいろな農家さんも一緒に回るということが重要だ。

もちろんもっと別の日でも自分で行けるのだが、これら多くの先輩たちの話しが聞けるということ、質問ができるということが勉強会のいいところ。

聞かなければわからないが、なにを聞いていいのかがわからない。

上の写真はミネノユキモチという品種だが、まず第一に株がとても開帳していて茎が太い。

実にのびのびとした健康的なイネの姿だ。これはポット苗で田植えをして40日たった状態。今の時期が最高分げつ期だ。

img_4901勉強会の様子。

この後、会は宴会となったのだが、自分は次の日があるので日が沈む直前に天草を出発した。

お世話になっている大先輩の奥さんが弁当を作ってくれた。弁当を食べつつ、仮眠して5時間をかけ無事に帰りついた。

たった4時間の現地勉強会のために往復450kmを走って天草まで行ってきたかいはもちろんあった。

とはいっても、これがなんと自分が考えていたイネの健全な姿であると思っていたものがま逆のことが健全であるといわれてしまった。

このおかげでさらにチンプンカンプンになった。

いったい何を基準に植物を考えていいのか・・・。

体験コース

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田植え体験、今年農業福島園でも若干考えていたことだが、これをしようとするといろいろと準備が必要になる。

それに、田植えだけを体験してもその後の経過をしることのほうが大切だ。

今の自分にはそこまでしている余裕はないので来年度以降にネタを温めることにした。

そう思っていたところ、最近ちょくちょく出入りするようになったまねき猫さんで田植え体験だけにとどまらず、稲刈りからさらには酒造りまで体験ができるという素晴らしいコースがあるようだ。

自分は勝手ながらお手伝いという形で参加させてもらおうと思う。

しかし、体験するような農作業があるときというのは自分もおおかた同じ仕事をしているため実際に時間をあけることができるのか難しいところ。

武丸でイチゴを作っている同い年の青年も参加予定です。もし興味がある方は参加しませんか?

って応募締切は5月末でした。もし参加されたい方はまだ大丈夫かもしれませんのでお問い合わせください。

玉ねぎ収穫

img_4265本来は首が折れてから1週間ほどが収穫の適期と言われている。

先日の強風でいくつかの玉ねぎの首が折れていた。ちょっと早いと思われたが収穫が遅れると折れた首から病気が入るという話を聞いた。

調べてみると、文献には玉ねぎの貯蔵中に2,3枚のりん茎の内側が腐れることを肌腐れというらしく、吊っているときに首から菌(フザリウム菌)が入ることで起こるとのこと。

しかし、収穫が遅れることで入るとは記載されていなかったが、首が折れた状態で何日も圃場に置いておくことはまさに病原菌侵入の一手になるのではないかと思われる。

とはいうものの、玉ねぎを経済栽培している農家では4月から5月にかけて玉が肥大するに合わせた薬剤防除をするようだ。

全く防除など気にしていない自分だがどうも玉を触った時に、皮の内側がすでに張りが無くなっているようにも思う。

今日もスライスにして生で食べたが病気の様子もなく、えぐみがなくおいしかった。ということは問題はないようだ。

貯蔵がきく野菜は重宝する。配達の時にすぐに用意ができるものは手間がかからずにありがたい。

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