色彩選別機


さて、新米も順調に販売を開始させていただきました。

あとはヒノヒカリの収穫と広げた面積の分のお米をどう販売していくか・・・

有難いことに兄がやる気を出してくれてホームページの一新、そしてツイッターでのつぶやきで販売促進。

ツイッターで自分の内容をつぶやいてもらったところ、兄のツイッターをフォローしている人からお米のご注文が入った。有難い限りである。

有難いといえば、この最近は就農して一番忙しいといっていいほどやることが満載なのだが、やらなくてはいけないことを一つ一つ片付けていても、その順序が前後したりする。

そのなかで、後手になっていたのが、HP上で説明する分づき米や品種について。

お客さんの質問で多いのは7分と5分がどちらが玄米に近くてどちらが白米に近いのかということ。

7分はつまり7割のヌカを取っているという意味で5分より白米に近い。

これが文章だとどっちがどっちかがわかりにくいところ。

そこで、写真があるとわかりやすいのだがと、要望が上がっていた。

その写真を撮るには7分と5分を精米しなければならない。しかし、なかなか7分と5分を分けて精米するのは手間であり、なかなか手にかけていなかった。

そうすると、お客さんから白米2kg、7分2kg、5分2kgというご注文を頂いた。これはもう早く写真を取りなさいというお告げではないか!有難い限りだ。

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左下から白米、左上7分づき、右下5分づき、右上玄米。

そして、ついでにカメラを据えたのでカメムシ米が何であるのかを説明していなかったので写真を入れて説明する。

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この機械が「色彩選別機」という機械。カメムシが米を吸汁する被害が出始めてから開発され始めた、きわめて新しい部類の機械。

数年前までは一般的に普及していなかったので性能の良いものでも数百万円する代物だったが、カメムシの被害が拡大してきたため、技術革新がすすみ一般農家でもどうにか手が届く物になった。

img_6366これが色彩選別機で選別されたお米。

カメムシに吸汁された米粒はその一部が黒く変色する。食べてもなにも問題ないのだが、本来白一色のお米にこの黒粒が混じると断然見栄えが悪くなる。

選別された米がすべてが黒くないのは機械の性能が100%で選別しきれないため。逆を言えば、機械を通過したお米にもカメムシ米が混じっていないかというと、100%ではないので若干混じってしまう。

だから、お米に黒い米が混じっていてもご心配なくお召し上がりください、とひと言添えるべきであるだろう。

2年前はすべて手でこのカメムシ米を拾い上げていた。ほとんど祖父母にしてもらっていたのだが。

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