Home > 大豆 Archive

大豆 Archive

大豆 播種

IMG_3691

大豆の栽培は今年で5年目。しかし、今年も大豆は試験的な栽培にとどまっている。

理由、問題点はいくつもある。

まず大きな問題としてその採算。

1反あたり良品が100㎏と仮定して、1㎏あたり1000円だとしたら10万円プラス小粒の収入が少しあって、おおよそ13万円か。

稲の場合は反あたり300㎏の収穫。60㎏あたり30000円だとすると15万円。

こう見ると1㎏1000円で売れるのであれば無理ではなさそうだが、実際は無農薬で100㎏がどれだけ現実的な数字かはわからない。

「大豆 収量」で検索してでてきた農水省のデータにはここ数年の平均は1反あたり約160㎏~170㎏程度。

7割の生産量だと仮定すれば不可能ではなさそうだ。

播種したのは7月18日。

途中で種大豆がなくなったのでJAに行くと、入荷待ちで二日後に3反5畝の田んぼに播くことができた。

梅雨が明けて土がカラカラに乾いていたので田んぼの水を引き込み、種の発芽を促した。

入水していた時間は4時間30分程度。

玄海で大豆も作っている先輩農家に、発芽のために水を入れてもいいかと聞いたが、大豆は播種直後、24時間湛水していると、極端に発芽不良を起こす確率があがるそうだ。

そのため、通常の農家は発芽してこないことが心配なので、雨が降らずに土がカラカラに乾いていたといっても水を溜めるようなことはしないようだ。

去年は8月1日に種をまいてからほとんど雨が降らずに、大豆の発芽が遅れたという経験をもとに、播種後に水を4時間30分入れた。

排水をしっかりととっておけば、水が溜まることはないので今のところ順調に生育しているようです。

 

大豆について

昨年の12月に発行した百姓三昧だよりに入れた大豆のこと。

せっかく書いた文章なのでこちらでも紹介しておく。

***************

~今、福島光志がひそかにワクワクしている大豆について~

DSC_0513

大豆は良質な植物性たんぱく質を摂取できる作物です。炭水化物のお米とは違う栄養素であり、同じたんぱく質でも脂質の多いお肉とも体への影響は違ってきます。

日本食にはお米と並び味噌や醤油の原料となる必要不可欠な食材です。しかし、現在日本で消費されている大豆の多くは外国産なんです。(※注:サラダ油などの油糧用を除く食用大豆の自給率は25%)

お米は778%もの関税で守られていますが、大豆には関税は掛けられていません。国産大豆は栽培費用が輸入物に比べ高額にかかり、販売価格より生産費用のほうが高いのが現状です。

それを可能にしているのが国からの補助金です。

原価割れしている国産大豆ですが、これを使用した商品は「国産大豆使用」と銘うち、一般的な商品より割高で販売されています。これが食品としての国産大豆の姿といいましょうか。

さて、次に大豆の農業生産上の姿を挙げますと、私個人の感想ですが、日本の農家は大豆栽培に対するイメージはあまり良いものではなく、国からの補助金を受けるために栽培しているのが現状です。

田んぼで水稲を作付けしない代わりに大豆を栽培すれば上乗せで補助金が支給される仕組みになっていたのです。

これを減反政策といい、国が長年取り組んできた政策です。この減反政策ですが、昨年政府は2018年までに段階的に廃止することを決定しました。

しかし、大豆への補助金が無くなる訳ではなく、今後どのように国産大豆の栽培が変化していくのかは不透明なままです。

大豆の生産には国の政策が大きく関与しているため、年度別に大豆の生産量を見てみると気象とは関係なく乱高下しているのです。

しかし、そんな大豆ですが私には面白くて、おいしい作物として見えました。その理由の一つが、肥料が要らないことです。

大豆の根には根粒菌という微生物が共生しており、空気中の窒素を取り込み、大豆が育つための栄養にしてくれるのです。

現在の栽培指導では収量を上げるために化学肥料を使用していることが多いのですが、根粒菌のおかげで無肥料でもある程度収穫することができるようです。

また、作物栽培につきものなのが、雑草対策です。水稲は当園ではジャンボタニシのおかげで除草することができていますが、一般的な大豆栽培では播種と同時に除草剤を散布します。

しかし、この除草も、芽が出た後に条間を機械で耕すことである程度雑草の繁殖を抑えることができます。

もちろん、除草剤を使うより一手間必要になりますが、雑草対策は除草剤を使わなくても十分可能である、というのがこの2年間大豆を栽培してみての感想です。

肥料と除草の問題さえ解決できれば、と考えていましたが、現実はそう甘くは無かったようです。昨年は無事に大豆を収穫することが出来ましたが、今年はどうやら品質の良い大豆を収穫することはできないかもしれません。

といいますのも、害虫であるカメムシの被害と思われる青立ちという症状がでています。11月21日現在ではまだ収穫しておらず、どの程度の被害かがわからない状態です。

しかし、虫や病気の被害には原因があります。その問題を突き詰めて改善していきたいと思います。

長々と大豆のことについて書きましたが、私はこの大豆栽培の可能性を見て、最終的には自然栽培の大豆100%でできたほんものの味噌や醤油を作りたいと考えています。

最近では味噌を手作りする方が増えてきているようです。そういった方達にも大豆への希望に添える栽培をしていきたいと思います。

あまり知られていませんが福岡県は全国4位の大豆栽培県であり、宗像は特に大豆の産地としても認知されているのです。

このようなことを枝豆狩り体験の時に皆様にご説明できたらよかったなと振り返って思います。
※平成24年度、農林水産省ウェブサイトより

枝豆狩り体験は10月12日に決定!(5日から12日に変更しました)

8月の雨続きで2回目の中耕がずっとできずにいた大豆。

9月3日に中耕ができてきれいになった。

DSC_0512

大豆には種を播くときに除草剤を散布しながら播種するがまったく使わなくてもこれだけきれいに中耕除草できる。

 

 

DSC_0513

小さな耕運機が畝の間を耕しながら土を大豆の株元に跳ね上げ、小さな草は土に覆いかぶされる。

大豆は株元が高くなり茎から新しい根が伸長し、株張りがよくなる。

よく考えられた栽培方法だ。

DSC_0514

昨年より株は小さいものの、この日照不足の中ここまで大きくなってくれれば十分だ。

昨年よりかはちいさな株にはなりそうだが今年も枝豆狩り体験ができそうでなにより。

そうなると、百姓三昧だよりは9月末発行の予定でいかなければ周知が遅れてしまうなぁ・・・

大豆乾燥中

e5a4a7e8b186e58f8ee7a9ab

今年で2年目の挑戦となる大豆。

今年は2反の田んぼを稲をつくらず大豆を植えていた。

写真は大豆の収穫期、通称汎用コンバインと呼ばれるもの。

隣町の地区に刈取の作業委託をして刈り取ってもらっているところ。

2反という面積は稲を作って全量販売すれば30万円程度の売上になるのだが、これを大豆に変えてもそこまでの売上にはならない。

そこをあえて挑戦することに意味があるし、まぁなにより楽しい!

大豆という作物は不思議なもので、肥料が要らない。もちろん、当園の稲もそうなのだが。(もっと厳密に言うと野菜もだが)

空気中の窒素を自ら捕まえる力があるので、草に負けたり、極度の乾燥・湿潤でなければ収穫がある。

稲よりも虫・病気に弱いのではないかという一抹の不安もあるが、そこは自然栽培の極意からすれば心配無用か。

豆は昔から日本の食文化になじんでいる食材だが、近年の大豆の消費量のほとんどはいうまでもなく、輸入に頼っている。

(油を除く食品用大豆の自給率は平成17年度で21%だそうだ)

国産の大豆も補助金なしには採算の取れない作物である。

アメリカのような大規模・超大型機械農業でないと安く生産できないか、というとそうではないようだ。

輸入大豆の多くがアメリカから来ているが、アメリカでも大豆には多額の助成金が出されて生産されている。

アメリカが大豆の生産をしているのは一概に儲かるからではないようだ。

大事な穀物の1つを握られた日本。

今後、国産大豆の生産も日本政府の政策ひとつで増えたり減ったりするが、私は醤油や味噌、豆腐、納豆が好きなのでこれからはもっと大豆の生産に力を入れていこうと思う。

私と同じように、日本の地で作られた大豆を食べたいと思う人に届けたいから。

e5a4a7e8b186e4b9bee787a5e4b8adこれは乾燥中の大豆。

平型乾燥機を父に頼んで作ってもらった。

今の乾燥機は循環式だが、昔は平型から始まったようだ。

四角の箱枠の中間に網棚を作り、箱いっぱいに乾燥物を敷き詰める。

棚の下側に穴を開け、風を送り込ませれば乾燥物の間を縫って空気が通り抜け、乾くという仕組み。

送風には業務用の有圧換気扇というものを取り付けたが、空気を押し出す力が強い換気扇だ。

最初は自分で家庭用の小さなサーキュレーターで作ろうとしたが、それでは風を押し出すことはできないと馬鹿にされてしまった。

畑違い。このへんの知識と感覚はちがうなぁ

雨降らずとも田に水有り

e58699e79c9f-2013-08-10-18-37-21稲よりも遅く発芽し、稲の間を縫って穂を突き出す稗(ヒエ)。

このヒエはどうやらヒメタイヌビエというらしい。

このヒメタイヌビエは漢字で書くと「姫田狗稗」

狗は旧字体で、今では犬。狗は宇根豊さんの農と自然の研究所から出ている田んぼの草花指標に載っていた。

この稗が穂を出すことを思うともう季節は秋になってきていることを実感する。

よくよく回りを見てみると、土手の野草の多くはいつの間にか穂をつけている。

植物は基本的に花芽を分化させた時点で成長は止る。

稗も穂をつけて今年の成長を終えたようだ。秋に向っていることを感じる。

稲はこれから穂を分化させていくが、この時期に最近はほとんど雨が降っていないのに田には水が溜められる。

これは川やため池の灌漑設備が整っているおかげだ。ほんとに有難い。e58699e79c9f-2013-08-10-17-30-21

e58699e79c9f-2013-08-10-17-38-228月9日、大豆の2回目の中耕と土寄せを行った。

2枚目の写真、手前側は食べられてしまったので大豆はまばらにしか生えていない。

それでもいいところはほとんど草がなく、中耕がうまくいっている。

今年は去年に比べ、イノシシの心配をしなくて良いのでずいぶん楽だ。

さぁて、今から枝豆が食べられるのが楽しみだ♪

大豆 中耕

e58699e79c9f-2013-08-01-17-43-30なかなか雨が降らない中、8月1日大豆の中耕をした。

今年の大豆は発芽直後の目をハトとカラスに食べられてしまい、半分はなくなってしまった。

一般栽培では、大豆を播種するときは豆全体に赤色の農薬を付着させて播種する。鳥に食べられないようにするためだと聞いていたが、それがないとどれだけ食べられてしまうものか思い知った。

今日、8月4日に十分雨が降ってくれたので大豆も喜んでいるだろう。

半分食べられてしまったとはいってもこれだけの大豆をどうやって収穫するものか。

春に収穫した麦は乾燥後、米の冷蔵庫で貯蔵していたものを今、手があくようになってゴミや籾ガラを手作業で選別している。

30kg選別してしまえば製粉所に送る予定だ。

大豆 発芽

e5a4a7e8b186e799bae88abd7月14日に種を播いた大豆が発芽してきた。

一度も雨は降っていないにも関わらず、土壌の水分だけで発芽した。種というのはすばらしいものだ。

ここ数日は川の水も少なくなってきていて、エンジンポンプで水を汲み上げて入れている田んぼがある。

今日も朝の天気予報では夕立の予報を出していたが昼にはまったくもって雲の予報すらなくなったときにはまたかという思いがした。

大豆は去年は知人の畑を借りて1反ほど播いたが山手の田んぼだったので収穫直前でいのししに食べられてしまった。

今年は春まで麦を作っていた田んぼを同じ面積、大豆を作ってみることにした。

光岡の開けた田んぼはいのししの相手をしなくていいのでずいぶん楽であることが思い知らされた。

今年の大豆はぜひとも成功させたい。

でも、6月に収穫した麦も乾燥が終わった時点で米の冷蔵庫に入ったまま・・・

トーミ

img_5874トーミとは漢字で書くと唐箕。

風の力を利用してごみを吹き飛ばし選別するための道具。

この原理は今の稲を収穫する機械などでも応用されている。

写真は祖父がまだ大豆を作っていたころ、およそ30年ほど前のものだそうだが、ほとんど使っていなかったというだけあってきれいなものだ。

今年の大豆の選別に活躍した。

来年、ある程度本格的に栽培するのであれば、収穫機械が必要になる。

今年、10kg程度の大豆を収穫するのにとてもてこずった。

機械のありがたさを改めてしった。

大豆

e5a4a7e8b186efbc92やっと大豆を収穫しました。

Home > 大豆 Archive

ソーシャルメディア
カテゴリー
Feed

先頭へ戻る