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植物 Archive

庭の改造

一人で仕事をしていると何かと不便なのがシートをたたんだり、重たいものを持ち上げたり、ホースの蛇口を閉めに行くのでさえ3倍の時間がかかってしまうこと。

今日も「あぁもう一人だれかいてくれたらなぁ」と思いながら庭石を必死に持ち上げていた。

そんな自分の一人農業だがとてもつよい見方がいる。

それはバックホーだ。去年、ブルーベリーのバークチップを運ぶのにどうしても必要だったので購入した。

まだまだ手のようにうまくは扱えないものの、80kgか100kgかわからないが重くてつかみどころのない石も簡単に動かしてくれる。

庭を改造したといっても倉庫への通路を1mほど拡張するため庭のスペースを削り取った。

大きい庭石が6つと、生垣になっていた木が2本、その奥に植えてあったボタンの木が2本。

生垣の木は切ってしまったが、ボタンは庭木のあいた所に植えなおした。

バックホーで土をえぐっていると横から祖母が顔を覗き込ませ「ここらへんにシャクヤクをうえとったんやけどねぇ~」

っと、後になって思い出したのだろう、すでに跡形はなかった。

ボタンの木は地上部が残るが、シャクヤクは地下茎だけ残り、地上部は枯れてしまうため新芽が出てこなければどこに生えていたのかわからなくなる。

祖父母が長年親しんできた庭を自分がいろいろと改造してしまう。

シャクヤクが消えてしまい寂しそうな面影で立ち去る祖母に申し訳けない気持ちがつのる。

植え替えたボタンも地上部からは想像もできないほど根が張っていた。根の大部分を切り取ってしまったため、ちゃんと植え替えがうまくいくか心配だ。

自分なりに仕事がしやすいようにいろいろと手を加えるのだが、仕事が生活である農家では自分の仕事が祖父の生活を奪っているようで、なんだかこれでいいのか不安になる。

桜開花

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写真は12月7日。ヤンマーの展示会が宮地嶽神社であったときに、境内で咲いていた。

この日は3日間ほど暖かい日が続いていたた。ちょっとネットで調べてみた限りでは寒桜のように思われる。

サクラは自家不和合の花で、他の品種の花粉が付くことでまたあらたな種類が生まれる。

このため、サクラはいままでいろいろな交雑がおき、品種の区別には相当混乱しているようだ。

サクラに種が付いたときは栽培してみると、いままでにない花の形をした新品種が生まれるかもしれない。

柿の木

0-081家の裏には樹齢40年近くになる柿の木がある。

夏にはちょどよい木陰を作ってくれ、冬には暖かい光が流しに入るように葉を落としてくれる。

落ちた葉が樋に入って詰まってしまうこともある。

この大きな柿の木だが、今までほとんど実がなったことがない。

去年も夏の間は鈴なりだったが、へたのところに虫が入るなどしてぼとぼと落ちていった。最後は熟れきれない、あまり甘みのない小さな柿が残る程度だった。

ただ、5,6年前に1度だけたわわに実ったことがある。

いままで無剪定、無肥料で育ってきた柿木、今年は自分なりに剪定として、肥料を撒いてみようと思う。

写真は自然のままにそだってきたその柿の樹の姿。

はて、どう切ればよいのだろうか・・・。むしろ切る必要はないのかもしれない・・・

植物実験

先日、日田で農家同士が集まってしている勉強会に参加してきた。

この勉強会はすごい。

なにがすごいかというと、すでに栽培に関して特別悩むことはないと思われるほど上手く農作物を作られる方がさらに植物の生理を理解しようと植物実験を繰り返し、お互いに意見を出し合い勉強していることだ。

個々の農家でも勉強熱心な農家はいるが、定期的に勉強会を開くということは珍しい。

その勉強会の主な内容は、1ヶ月前に実験内容についてあらまし決め事をし、個々で植物実験をして持ち寄り、根の量が多いだの少ないだの、葉が厚いだの薄いだの意見を言い合い、何がどう作用したからどうなったのかを確認しあう。

植物の状態を知る方法には見る意外にも食べてみることも大きな一つとなる。

それはトマトであれば、葉を食べてみたり、みかんであれば皮を食べてみたり・・・

元は同じような植物でも栽培方法によりこれらの食味が変わってくる。

実験区では灌水に光合成細菌(PSB)やサイトカイニン(ルートパワー)などの資材を使ったときにどういう違いが出るかを観察する。

もし、ある実験区で一見すると思わしくない状況になったとする。

たとえば、ある種の資材を使った区では植物の背丈が伸びにくかったりしたとする。

しかし、この作用は伸びないから悪いというわけではなく、伸びすぎてしまうときにこの作用を利用すれば徒長を防ぐことができるというように捉えると、それはそれで新たな発見となる。

このような実験を繰り返すことで、徐々に植物整理をつかみ、どんな環境の変化でも植物の成長をいのままにコントロールすることができるのだそうだ。

先日放映されていたクローズアップ現代で、果実の色のりが地球の温暖化の影響で悪くなっているという問題も、植物整理を自在にコントロールする術を身につけていたら恐れることは無い。

img_40681写真は、先日のブルーベリーの穂木を等間隔に切断し、光合成細菌(PSB)・サイトカイニン(ルートパワー)・水のそれぞれの試験区で給水した後に挿し木すると発根に違いが見られるかを実験してみた。

この後も数週間置きにそれぞれの溶液を灌水する予定。

結果が出るのは1年後となるが、サイトカイニンの希釈水を用いた区で発根が一番多いと予想される。

生育調査

img_3346植物は毎日、昼も夜も呼吸し、成長している。ぱっと見たその瞬間だけでは動いているようには見えないもの。

かといって時間を置いてみてもなんとなく変わっているのはわかるという程度。

なにが、どのくらい変わったのかということはなかなか判別がつかない。

そういった植物の変化をわかりやすく、数字に換算することで、その植物がどのような生長をしているのかを知る手がかりになるのが生育調査だ。

稲の場合はとてもポピュラーだといえるだろう。

草丈、葉の幅、茎数、葉の数(葉齢)を数え、定期的に記録しておく。

そうすることで、一定期間でどれだけの成長をしたのかがわかる。たとえば、先週は5cm伸びたが、今週はさらに8cm伸びたということがわかれば草丈の伸び方は今週のほうがよく伸びているとわかる。

このことからわかることはいろいろあるが、田植え後で根が切れた状態で植えられた苗から新しい根が出てきて、十分活着し成長をしだしている、と予想される。また、去年の同じ時期とはどうなのか比べることで、去年より天候が良いために活着も早いようだ」などと思える。

植物の状態を知る上で、まずできるはじめの事だといえる。

わかりにくいが写真の稲の後ろに竹の目印があり、個体を見失わないように挿している。

勉強会

img_30625月22日、日田で勉強会があった。ちょうど1ヶ月おきにあっている勉強会。会員の圃場を数件見学した後に、夜は栽培試験をした植物を持ち寄って、生育の差異などを検討しあうというもの。

今回は、ナシ園二つにトマトハウスを回ってきた。

ただ自分がナシ園やトマトの圃場を見学しても、なにがどう良くてどう悪いかなど全く判断できない。自分が栽培している作物なら少しはわかるのだが。

なぜ、全く関係のないようなナシ園に行くのかというと、これらは同じ果樹であり、同じ植物であるから。

葉の色、新芽の動き方、剪定の仕方、肥培管理、下草の種類、土の匂い。まだまだあるがこれら全てがその場の環境をあらわしている。

その環境が今、どういう状況にあるのかを知る手がかりがいたるところに現れている。その状況を察知する感覚を養うには、いろいろな現場を見、聞き、感じることが重要だろう。

その時に、今までいろいろ見てきた先輩方が一緒だと話しが数段早い。解からないことがなんなのかが解かるようになる。結局、わかるようになるには自分で理解しなければならないのだが。

img_3069この二つの葉はナシの葉(豊水)であるが、左右で全く樹の状態は違うようだ。どっちがどうなのか、解かるだろうか。

img_30692ピントが合っていないが、葉の先端のギザギザ、色が違うのが解かる。左のほうがとげの先端が茶色くその周辺も色が落ちているのがわかる。

専門書によると苦土(マグネシウム)欠乏症のようだが、単純にマグネシウムを与えればよいというわけでもない。

写真ではわからないが、葉の厚みや照りも左のほうが劣る。

一見圃場をみただけでは自分はわからないのだが、先輩たちは一歩踏み入れただけで状態が芳しくないことをわかっていた。

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