生育調査 Archive
田植えを終えて早12日
今日でようやく田植えの片付けが全て終わった。最後まで残っていた苗箱を洗い上げた。
この間に何をしていたかというと、タニシとにらめっこ。と、ちょっとした休息。
長男が産まれて2ヶ月がたったが田植えが終わるまでなかなか子供の面倒を見てやれていなかったので今では少しは一緒にいてやれている、と思う。
今年の苗は最初は順調に行っていたようだったが、結果的にはぼかし肥料が効きすぎて徒長苗になってしまった。
田植えを終えてから気付いたことが植え深さが深すぎたこと。
昨年、田植え機を洗車したときにいじったままだったのかもしれない。
写真は緑米。
3株の両端に竹串を刺して目印にして成長具合を観察する。
本当は田植えを終えてすぐに1枚目の写真を撮らなければいけないのに今になってしまった。
田植えを終えたばかりの稲は根をちぎられて植えられているので苗のときより元気がなくなる。これを植え痛みという。
元気な苗は根をちぎられて植えられてもすぐに根を張り出し成長を始める。
しかし、徒長していて元気のない苗はなかなか起き上がってこない。
そんなもんだから植えてすぐの苗を写真に収める勇気がない。正直に言うと。
ようやく葉色も緑が濃くなってきて見れるようになってきたので写真と生育調査を始めた。
なんともはや。
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収量調査 脱穀
やるせない。40分もかけてブログを書いたのに下書きもされず消えた。。
1月に青年農業者会でプロジェクト発表を行うことは以前書いた。
今日は今年、行ってきた3品種の収量調査を始めた。ようやく。
平均的な3株を採取し、かけぼしで乾燥させていた。
1株あたりの穂数を計測し、
脱穀、
1.06g/立方センチメートルの塩水で選別する。
浮いた籾はしいな(不受精もみ)、沈んだもみは登熟粒(精もみ)。一粒ずつ数える。
その割合を算出し、1株あたりの登熟粒を算出。
1㎡あたりの株数を乗じ、1反(1000㎡)の籾数を算出。
もみを玄米にし、1000粒の重量を計測、水分15%での重量を計算する。
あとは1反あたりの籾数に乗じれば収量がでるはずである。
大学のときに作物学を専攻できていればいまさら教科書を引っ張り出す必要も無かったのかもしれないが、頭がわるいので仕方ないか。
今日は脱穀まで。パワポもつくらないと・・・
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夢つくし収量調査
といいたいところだが夢つくしはコンバインで刈り取ってしまった。
生育調査をしてきて、収量や穂のつき方、1000粒の重さなどを量る。つまり収量調査。
夢つくしは平均的な株を3株、生育調査した結果とは異なるが、おおよその目安にはなるだろう。
ミルキークイーンとヒノヒカリもこの収量調査を行い、来年1月にプロジェクト発表として行う予定。
さっさと調査しないとネズミに食べられそう・・・
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ミルキークイーン9.14
先日も久しぶりに書いていると、操作ミスで10行ほどの文章がパァ。時間も無くなり断念した。
さて、いよいよ早い品種(ミルキークイーンと夢つくし)が黄色くなってきた。
昨年、夢つくしを植えた田んぼが横の田んぼからの染み水でぬかるみ、刈り取りにえらい手間を食ったことをもう忘れている。
今年も同じ過ちを犯してしまった。
刈り取りが早い品種はその分、早く乾かす必要があるのだが、上の田んぼがヒノヒカリで遅くまで水を必要とした場合、どうしても水がしみ出してきて乾かない。
田植えの時点ではそのことを念頭に入れて、植え付ける位置を畦から少し離していたのだが、8月の中干しの時に溝を切っておかなければいけなかった。
10cm程度なのだが、その溝が畦の下、1列目の稲より外側に掘ってあると、染みだした水がそのまま排水され、乾きが早い、はずである。
その1本の溝を掘っていれば、刈り取りが近づくにつれて焦る気持ちは少ないはず。
結局、上の田んぼに水が溜まっているので指をくわえて見ているわけにはいかず、鍬で70mの溝を掘った。
もうあとはお天とさんにお任せ。
新米の販売開始は10月10日からを予定しております!
ミルキークイーンと夢つくしがありますが、今年のミルキークイーンは昨年の試験栽培を踏まえ、値上げさせていただきます。
9月号をお休みし、新米号と合併して10月上旬には百姓三昧だよりを発行致します。
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ヒノヒカリ8.16
草が多くてよく見えませんが、順調に育っています。
株元は膨らんできているので、もう穂が上がってきているのが分かる。
ミルキークイーン・夢つくしより2週間ほど出穂(しゅっすい)が遅い。
タニシ除草がうまくいくとこの状態にできるのだが。
数日前に穂が出てきました。夢つくしより2,3日早いようです。
稲刈りはやはりミルキークイーンからですね。
順調に育っています。
稲はほんとにありがたい作物。
先日、大学時代にお世話になった熊本のぶどう農家さん(グレープビレッジ第一寿園)に1日、農業体験に行って来た。
お盆の一番忙しい時期にお邪魔してきた。
葡萄など果樹は収穫できる期間は短く、また手間もかかる。
痛みやすく繊細。傷物をお客さんに売るわけにはいかないので気を使う。
農家にもきめ細かい作業を要求される作物と、そうでない大雑把にする作業が多い作物があるが、葡萄やイチゴは繊細な作業を要求される。
対象に稲や麦、大豆など機械でする作業がほとんどなのでぶどうほど繊細になることはない。
ただ、最終的にお客さんに手渡す前の作業というのは繊細になる。米でも精米して袋詰めするときは少なからず気をつかう。
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草刈りが一番
先日立秋をむかえている。
きっと普通に生活していると暑い夏にうんざりしているだろうが着実に秋が来ている。
日が短くなったりひぐらしが鳴くようになった。
植物も秋をむかえている。
ミルキークイーンはもうすぐ出穂をむかえる。茎の中に穂があるのがわかるようになった。
草を刈っていても7月までは葉が伸びているのだが今は穂が揺れている。
田んぼの中も稗の穂が顔を見せるようになった。
百姓はいろんな仕事があるが草刈りが一番単純でありながら自然を感じられるような気がする。
なにも問題なく外で仕事ができるのは本当は有難いことなんだ。
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8.10
生育調査は毎週月曜日にするつもりがすっかり今日、水曜日になってしまった。
4Hクラブでは1月に福岡県全体から集まり、意見発表やプロジェクト発表をしている。
今年は私のいる宗像4Hクラブにプロジェクト発表が回ってきた。
私が引き受けることになったが、題材には大学生にしているアグリスクールについてプロジェクト発表する予定だったが、自分の稲作について発表することにした。
題名は「低コスト・高付加価値稲作」にしようと思う。
なぜ「有機農業」ではないかというと、発表を聞いてもらうのは百姓であることだからだ。
一言と有機といっても根底には自然の考え方が必要であり、現在農薬や化学肥料を使った農業をしている農業者からは理解しにくいため、入りやすい題名にした。
現在、農協指導のもと行われる稲作で利益を上げている農家はいないだろう。
そこから脱却する一歩にしてほしいという思いからだ。
単純にいって化学肥料や農薬を使わないだけでも十分コストが削減できる。
単純に使わないというだけではなく、自分の生育調査をもとになぜ化学肥料がいらないのか、なぜ防除が必要ないのかをなるべく科学的な視点からまとめる予定。
コストだとか利益だとかブログで書くのも農園のイメージを損なうように思われるが、単純に私は農薬や化学肥料を使わないでもいいのであれば使わない農業を広めたいと思う、ただそれだけ。
安全や安心ということはその後からついてくるものじゃぁないか。
まぁもっといえば農家には自然をよく見てほしいというオーガニック的観点なのだが、それも生業が成り立ってからなのか・・・
しかし、生業が成り立ってからその観点ができる人はいないか・・・
なににせよ、なにも使わなくても稲は育つんだと思ってくれればいいか。
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ヒノヒカリ8.2
8月のこのころから中干しを行っていたが、6日からため池の栓が抜けられ水がまた入るようになっている。
中干しとは田んぼの水を抜き、乾かすことで土壌に酸素を送り、根を伸ばすために行う、など指導されていると思う。
自分の勉強不足でもあるのだが、百姓によってこれらの意味や目的はずいぶん違ってくる。
去年までなるべく中干しをしないように勤めていた。
というのも稲の根というのは酸素を供給しなくとも茎から根に向かい酸素を送る仕組みがあるので、わざわざ土を乾かす必要はないとする考え方。
また、湿田の状況を変えることはそこに生息する生物が環境の変化で一時的に減少することを懸念するためだ。
しかし、去年の夢つくしやミルキークイーンなど収穫が若干早い品種では上の田んぼがまだ水を張っているために染み出てきてコンバインがぬかり、大変な思いをした。
また、秋雨が続き田が乾かずに稲刈りが遅れ、適期を逃してもいけない。一度乾いていると乾燥も早い。
ぬかっていてはさすがにこれでは仕事にならないと思い、少なからずこれらの品種ではある程度中干しをして、土を乾かすことにした。
栽培面積を広げることで機械化し、ゆえに曲げなければいけないところも出てくる。
それもまた、人生の一興か。
農業のやり方の模索は終わることはない。
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ヒノヒカリ7.25
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ヒノヒカリ7.18
カメラがぬれないように注意してぱしゃり。
画面右側の生育調査のタグを押してもらうと一覧になって写真が並ぶので1週間置きの成長を見れます。
草が生えてきたのがわかります。(汗
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ヒノヒカリ7.11
やっとここまで大きくなりました。
正直に申しまして活着がすごく遅いと感じる。
それは播種から定植までの苗の期間がながく、老化してしまっているせいだろうと思う。
来年への課題は毎年出てくるのだが、まぁぼちぼちで考えれば育っていることに間違いはない。
いやぁ有難い。
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田植えを終えました
ご無沙汰しておりました。
ようやく田植え~その後の管理までおおよそ片付き気持ち的にひと段落着きました。
いろいろあったのでどこから書いていいのか迷います。
それに田植えが終わったところを写真に撮っていないため、なかなか書き出しにくいところ。
唯一自分の田んぼで写真を撮っていたのは生育調査のための写真↑のみ。
これからこの稲を1週間に1度、写真を撮って観察していきます。
今年の苗も去年に続き短く、緑の薄い稲になりました。
稲の苗は種をまいてから田植えまで何日経過したのかということは、その後の生育に重要な影響を与える。
祖父などの代は二十日苗(はつかなえ)が一番良いなどと言い伝えられているが、実際のところは種まきから4週間後に田植えが行われることが多い。
4週間後といえば28日だ。
二十日苗が良いのであれば3週間後(21日)にすべきである。
種まき、田植えはおおよそ人手がいるので手伝い人が出てこれる土日に行われるのが一般的であるため、20日目というわけにはいかなことを補足しておく。
当地区の田植えの日程がいつも6月の第3土曜日であったのに対して、今年は第4土曜日になった。
去年が雨が降らずに水に困った経験から役員さんが1週間田植えを遅らせようとなったためである。
田植えが1週間遅いと決まったのは種まきのずいぶん前ではあるが、種まきの日程をいつもの4週間後の田植えを想定して5月の第3土曜日と決めていたため、田植えが1週間遅くなると35日苗となってしまう。
手伝いを要請していたので途中で変えるのも気が引けたたため、まぁいいかと思い種まきをした。
実際のところは梅雨入りが早まり、雨がたいそう降ったので25日を待たずして田植えができるようになった。
がしかし、結局は32日目の田植えとなり苗は老化し、一層緑が薄くなってしまった。
やはりちょうど20日ごろが落ち着いた緑色をした葉をしていて元気があってよかったように思う。
来年は3週間後の田植えを目安に種まきをしようと思う。
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