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ブルーベリー Archive

バイオトピア(スタイナーネマグラセライ)

img_54247月14日に散布したコガネムシの天敵線虫、バイオトピア。スタイナーネマグラセライとは線虫の名前であり、バイオトピアは商品名。(たぶん)

ほんとうに効くのか実証してみた。

圃場から採取した土(バークが堆肥化したもの)に、散布時に調整した液体を馴染ませ、コガネムシの幼虫7匹と虫籠(298円)に入れ飼育していた。

いや、コガネムシが死ぬことを前提としているので飼育とは言わないか。

しかし自分で試験しておきながらだが残酷な話だ。

線虫がコガネムシに寄生し、寄主を食いつくすまで少々時間がかかる。それはわかってはいたが、2,3日の間は土をほじくり返し、コガネムシが元気に動き回る様子をみると、本当にこの資材でコガネムシが死ぬのか疑っていた。

1週間ほど経過しても変わらなかったので半ばあきらめてしまい、昨日もどうせ元気に動き回るんだろうなと籠ごとひっくり返してみると、そこにはコガネムシの姿はなかった。

まさかと目を疑いながらも土をあせってみると、コガネムシの残骸らしきものが1つだけあった。最後まで生き延びた1匹だったのかもしれない。

はたしてこれだけの効果が圃場であるかどうかである。

バイオトピアの使用説明書にはバークチップなどのマルチ資材が暑く敷いてある場合は一度除いてから使用してくださいとあった。

260本ものバークチップを除くわけにいかないので水量を多めにして使った。もしコガネムシの幼虫が減ってくれていればこれからブルーベリーの生育は良くなることと信じてやまない。

振り出しに戻る

img_53482年間せっせと入れたバークチップを17本に限ってはいだ。

理由は一向に回復しないブルーベリーの状況に何かしらの手立てを模索するため。

今まで肥料屋さんや梨農家さんなどからさんざんバークチップをのけるように言われてきた。

しかし、2年にわたりこれで成長がよくなるはずだ!と思いこんで頑張った仕事を無に帰す行為をそうたやすくできるはずもなかった。

ただ、成長が悪い木に何かしらの原因を考えるとしたら、やはり株元を覆っている大量のバークチップが原因である可能性は十分考えられた。

今までなかなかバークチップをはがなかった理由には、夏場の乾燥に耐えられないと思ったからだ。また、バークチップをこれからもどんどん追加していけば、根が伸びる範囲が広がり、生育が良くなると思い続けていた。

しかし、予想しているだけのバークチップをマルチしている株でもやはり生育が悪いということもある。

ここにきてバークチップをはいだのは3立米の貯水タンクに加圧ポンプを取り付けれられたことにより、ブルーベリーの圃場にホースで潅水ができるようになったため、乾燥で株がしおれてきたときには潅水できるという設備が整ったからでもある。

バークチップをはいでいるとブルーベリーの根があらわになってきて、どうもブルーベリーが呼吸困難な状態から解放された気持ちになっているように感じた。

いっときは乾燥が辛いと思う。しかし、そのような状況こそ根が下に伸び、上部な基盤が築きあげられるのであろうと思う。

広島の神峯園のブルーベリー畑も赤土にピートモスを混ぜて定植するだけで、十分に育っているようだ。そのためには潅水が欠かせないという。

バークチップを多量に入れて栽培する方法も模索するつもりではある。

ということは、振り出しに戻った後のではなく、失敗を重ねて成功の階段を一つ登ったのだ。

水やり

img_5208梅雨が明けるとそこは夏空だった。

梅雨が一気にあけてすさまじい太陽の光が槍のように突き刺さる。

雨が降っているとしなくてもいい仕事に鉢の水やりがあるが、こうも急に状況が変わるとつい忘れてしまう。

写真は鉢のブルーベリーだが、最近は2次伸長してきた芽が渇水のためにしおれて枯れてしまった様子。

植物は自分の身に危険がせまるとトカゲのしっぽみたいにある一部を犠牲にして母体を守る。

ここまで水をやらなかったのは17日土曜日。

この日は午前中に配達と田んぼの水管理をばたばた終えてしまい、午後から久留米→日田への勉強会「天下一」一行で果樹園の視察だった。

それこそついブルーベリーの鉢に水をやることを忘れてしまい、祖母に変わりに水をやることをことづけることも忘れていた。

気がついたのは宗像に帰ってきた夜9時。

しかし、この日は祖母も今までにあまり体験したことがないほどの夕立だったそうだ。バケツをひっくり返したようなという比喩がまさに当てはまると言っていた。

自分も久留米のマンゴーハウスで夕立の雨宿りをしていた。

もしこの夕立がなければ今頃はこのブルーベリーは枯れていたかもしれない。

ブラッデン

img_4941これはちょっと小ぶりだが実にうまそう。ブルーム(果皮につく粉)がしっかりついているのがわかる。

ブラッデンは食べたときにぷちっとなるくらい実がしまっている食感がおいしい。それでいて独特の風味がある。

サミットは実は大きくて食べがいがあるが、我が家のサミットは鉢植えのせいか実がみずっぽく味もいまいちといった感じだ。

生育の旺盛なサミットには穏やかに効く肥料のほうがおいしいかもしれない。

ブラッデンは生育は穏やか。今の肥料が向いている気がする。

地に植わってみるとまた生育も違うだろう。

今日、突然宗像教育委員会の方から電話が入り、秋に行われる中学生の職業体験で農業を志望する学生がいるので受け入れてもらえないかという相談があった。

4人で5日間、9時から4時まで。もちろんこちらもいい経験になるので受け入れたいが、これだけの仕事を用意するにも段取りが必要だ。

秋じゃがの定植、精米、田んぼの草取り、配達もよい体験になるだろう。ん~面白そうだ。

接ぎ木サミット

今は田んぼに水が入り、荒代掻きをしているのでそのことを今日のブログのネタにしようと思っていたが写真を撮り忘れたのでブルーベリーをひとつ。

img_4356自分が初めて接ぎ木をしたブルーベリーだ。

大学を卒業するときに師匠のブルーベリー園で接ぎ木をさせてもらったときのブルーベリー。

脇から伸びてきたサッカーに継ぎ、次の年に活着していたので親株から切り離して鉢植えにしていた。

去年までの生育にくらべ、今年はがぜん成長がよい。

かろうじて繋がっていた形成層が木の成長により完全に融合した、自分ではそう感じている。

もうハイブッシュ系統が食べられるような実が成りだしてから何日になるだろうか。水やりの度に2,3粒食べている。

養分欠乏・・・紋羽病・・・

正直に言ってブルーベリーの生育は良くない。

いやぁしかし、なにもかも最初からうまくいくと面白くないから、まぁ少しは悩みながら自分のやり方を確立していけたら最終的には納得できるのかな。

要素欠乏とは師匠の言葉。

紋羽病とは勉強会の講師の言葉。

バークチップマルチをのけろとは肥料屋の言葉。

ブルーベリー協会が発行している「ブルーベリーニュース」のNo.50には諸先輩方の座談会が載っていた。

「群馬県で顕著な失敗例は、粘土質の所に、穴を掘ってピートモスをたっぷり入れて、ブルーベリーを植えて、年20㎝ずつチップを積んでいる例。~」

まさにうちだった。

マルチという考え方のバークチップの入れ方(20cm)では根が上根だけになり、夏の渇水の時期に乾燥で一気に枯れてしまう。

そもそも粘土質の土ではいくらピートモスを入れようとも数年でもとにもどってしまう。

なにをどうすればここで健全なブルーベリーを栽培することができるのか。

とはいっても今の状態でもまったく育っていないわけでもないので、試行錯誤ができる余力があるというわけだ。

もうすぐ水稲の種まきで今は準備やら忙しいがなるべく早い段階でブルーベリーには諸手段を打っておきたい。

マグノリア

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芽が吹き始めたころはまだ寒く、遅霜などで生育が止まっていたが、最近は天気がよくてブルーベリーの新梢がぐんぐん伸びてきている。

写真は鉢植えのマグノリア(サザンハイブッシュ)の実。すでにここまで大きくなってきた。

今日はとても天気がよく、まるで田植え後のような気温だった。

サミット

img_4476品種によっても若干時期がずれるが今頃はちょうどブルーベリーの花が満開の季節だ。

サミットの丸くて可愛らしい花が咲いた。この品種の花にはつぼみの時からあまり色がなく、開花した花は真っ白できれいだ。

他の品種にはつぼみの時は赤色を呈しているのに、開花するとその色が薄く抜けてくるものがあったりしてとても個性がある。

こういった花の可愛らしさもブルーベリーに見せられる魅力のひとつなのだろう。

さて、主の作物である稲作もここ数日でいろいろと作業があった。

しかし、PCがエラーを起こし動かなくなっていた。

ハードディスクを入れ替えただけで問題なく機能してくれるようになったので一安心。

5000円の出費で抑えられたのは不幸中の幸いか。

また後日、稲作のことについてはUPします。

接木

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今月は3週にわたり3回も熊本に行くことになった。

その3回目となった昨日今日は旧蘇陽町の師匠宅に接木の勉強に行ってきた。

植物に特有の性質を上手く利用する技の一つ。

一般的には接木することによって成長した上部の植物体(穂木)は接木していないものと変わらない、と言われている(と思う。)

しかし、wikipediaにもあるが接木雑種ということも実際に存在している。それは、接木することにより、上部の植物体が変異すること。

温州みかんの木にレモンを接木したところ、丸くて甘い実がなったという。

また、トウガラシとピーマンを接木して生まれた雑種「ピートン」なるものも存在している。

これらにはいろいろな反論もあったようだが、しかし十分に考えられるのではないかと私は思う。

植物はそれぞれの体に必要な養分を蓄積している。これはその植物の根が土壌からそれぞれの種類に応じて必要なものを吸い上げ、また生成しているからだと考えられる。

とすると、カボチャにはカボチャに必要なものをカボチャの根は土壌から吸い上げているのではないか。

だとすると、カボチャに接木されたスイカにはカボチャに必要な養分が流れ込み、スイカ本来の生長ではなくなるのではないか・・・

遺伝子までも変異する理由はわからないが、身土不二であることからも話しは繋がるし、現在の科学ではまだ未解明であるだけだと、私は思う。

要するに、何に何を接ぐのかによってそのものは変化する。ということ。

ブルーベリーには何種類もの品種があるが、果たして何に何を接ぐのがよいのか、その組み合わせは無限大だ。

普通、樹勢の強いラビットアイ系統に樹勢の弱いハイブッシュ系統・サザンハイブッシュ系統を接木するのが一般的だが、この逆がもしかすると美味しいラビットアイを作る、かもしれない。

ガルフコースト

img_1768今はデジタル技術のお陰で気軽に写真を撮り、保存することが出来るようになった。

日々移り変わる植物の成長記録をとるのにこれほど便利なものはない。

しかし、その便利さゆえに後でゆっくり画面でみればいいや、と思ってしまうと大事なことを見落としてしまいそうだ。

ブルーベリーは宗像ではまだまだマイナーな植物の一つだが、花の形がどんな形かを説明するのに、ドウダンツツジやスズランの花とよく似ているというとたいてい納得する。

写真は開花直前の花。大学でこの開花していない花で交配をしていたことを思い出す。

まず花びらをピンセットでこじ開け、おしべを取り除き、他の品種の花粉を綿棒で受粉させる。受粉させた花は昆虫が飛んできて花粉が混ざらないようにするためにメッシュのネットを掛けてやる。

今思うと自分でつくる独自の品種なんてあるとすごい楽しみだろうなぁっと思う。

また、宗像独自の品種を作り、産地化に貢献するような応用もしてみたいものだ。

目覚め

img_0897写真は圃場のメディット。すでに花芽が動き出している。家の梅ももういくつかも花が咲いていた。

1本だけ無剪定のまま花芽が着いたままにして、他と成長がどのよに変わってくるかを見てみる。

この一本はシュート(勢いの良い枝)がほとんど出ておらず、写真のような細い枝が無数に出ていて、そのほとんどに花芽がいっぱい着いている。

常識から考えてこのまま花を咲かせ、実をつけさせたら樹は実に栄養を取られ、成長がとても遅くなるだろうと思われる。

そこを、この一本だけ灌水と肥料を足すことで、どの程度補うことができるかを試してみたいのだ。

img_0899そんなすでに休眠から覚めだしているブルーベリー。去年からしたかったことが、知人の繋がりで玄海の風の子保育園と縁ができ、ブルーベリーを植えてあげることを約束していた。

去年のうちから苗木を2本、紅葉が美しかったので持って来ていたのにたして、もう2本とサッカー(地を這って出てきた枝)を植えた。

植えた場所は花壇だったがあまり手入れがされておらず、ミントが這いつくばっていた。

スコップで土を起していると、子供がわんさか集まってきて、手伝ってくれているような、邪魔しにきているような感じになったり。

なかにはプラスチックのスコップを持ってきて、自分も手伝う!っというような顔つきで一緒になって掘っている子がいたり、久しぶりに子供と触れて楽しかった。

やはり、実のなる樹は誰しも育つのが楽しみだ。

春の兆し

0-062数日間暖かい日が続いたためブルーベリーの花芽がすでに動き出した。

そんな陽気の中、ようやく苗の鉢上げが終わった。去年の苗床は小スペースで済んでいたが、今年からは何倍にも大きく育つため、日の光が十分にあたるようにはじめから大きくスペースを取った。

今まで稲の苗床だった裏庭はブルーベリー苗が占領してしまった。

何をするにしても一人では仕事の進み具合がまるで亀。数日前に春のような空気を味わったときはまだまだやるべきことがいっぱいあるのに、すでに春が迫ってくるようで、焦らないと自分に言い聞かすも気がはやる。

宗像ブルーベリー研究会 剪定勉強会

日本にはすでに数多くのブルーベリー生産者によるチーム(勉強会や生産者団体)が存在する。

そのなかでも自分が所属する宗像ブルーベリー研究会は紆余曲折の最中だ。

会員さんとの話しのなかでは、福岡の北部では未だブルーベリーの大きな産地が形成されておらず、できることなら宗像といえばブルーベリーといわれるほどに産地化したいという。(県南の八女や久留米周辺では産地化が進んでいる様子)

しかし、産地化といえど熊本や大分の産地を見る限りでも我が宗像におけるブルーベリー栽培の技術は2歩も3歩も遅れていると言わざるを得ない。

そこでやはりお互いの親睦を深めることを第一とし、まず今の季節である剪定から技術の向上をはかろうと思い勉強会を設定した。

ところが中々会員が集まらない。結局集まったのは自分を含め5人と見学先として訪れた1会員。

さらに、ブルーベリーの品種や作り方、考え方までもまちまちだ。

剪定の勉強会といえどどう切ればよいのかという答えは結局のところ出てこない。

ポット栽培をされている風の丘農園の樹をお借りし、1本を自分流に剪定してみた。

この切り方が今年の生育や来年にどう影響してくるのかを見ることでお互いに確認しあうことにした。

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写真上が剪定前、下が剪定後。

あまりにばっさり切られたため、園主のNさんはちょっとびっくり・・・!?

植物実験

先日、日田で農家同士が集まってしている勉強会に参加してきた。

この勉強会はすごい。

なにがすごいかというと、すでに栽培に関して特別悩むことはないと思われるほど上手く農作物を作られる方がさらに植物の生理を理解しようと植物実験を繰り返し、お互いに意見を出し合い勉強していることだ。

個々の農家でも勉強熱心な農家はいるが、定期的に勉強会を開くということは珍しい。

その勉強会の主な内容は、1ヶ月前に実験内容についてあらまし決め事をし、個々で植物実験をして持ち寄り、根の量が多いだの少ないだの、葉が厚いだの薄いだの意見を言い合い、何がどう作用したからどうなったのかを確認しあう。

植物の状態を知る方法には見る意外にも食べてみることも大きな一つとなる。

それはトマトであれば、葉を食べてみたり、みかんであれば皮を食べてみたり・・・

元は同じような植物でも栽培方法によりこれらの食味が変わってくる。

実験区では灌水に光合成細菌(PSB)やサイトカイニン(ルートパワー)などの資材を使ったときにどういう違いが出るかを観察する。

もし、ある実験区で一見すると思わしくない状況になったとする。

たとえば、ある種の資材を使った区では植物の背丈が伸びにくかったりしたとする。

しかし、この作用は伸びないから悪いというわけではなく、伸びすぎてしまうときにこの作用を利用すれば徒長を防ぐことができるというように捉えると、それはそれで新たな発見となる。

このような実験を繰り返すことで、徐々に植物整理をつかみ、どんな環境の変化でも植物の成長をいのままにコントロールすることができるのだそうだ。

先日放映されていたクローズアップ現代で、果実の色のりが地球の温暖化の影響で悪くなっているという問題も、植物整理を自在にコントロールする術を身につけていたら恐れることは無い。

img_40681写真は、先日のブルーベリーの穂木を等間隔に切断し、光合成細菌(PSB)・サイトカイニン(ルートパワー)・水のそれぞれの試験区で給水した後に挿し木すると発根に違いが見られるかを実験してみた。

この後も数週間置きにそれぞれの溶液を灌水する予定。

結果が出るのは1年後となるが、サイトカイニンの希釈水を用いた区で発根が一番多いと予想される。

ブルーベリー挿し穂

img_4066先日、熊本まで行ってきた。

ブルーベリーの師匠からブルーベリーの挿し木苗を作るための刺し穂を少しばかりいただいてきた。

写真を見ての通り、自分の身長(183cm)より高いシュート。

こんなシュートが1年で伸びるブルーベリーを想像できるだろうか。まさに驚異的。

宗像ではハイブッシュ系統のブルーベリーは美味しくないといわれている。

本当はラビットアイ系統よりおいしいのが常。

ハイブッシュ系統のほうが宗像では美味しくないといわれる理由が、その作りにくさ。

樹勢が弱く、根が伸びる環境がないとなかなかうまく成長してくれない。

それに加え、ハイブッシュ系統の果実が成る時期がこのあたりでは梅雨とかぶり、水っぽくなり美味しくない。

この2点を克服できればとりあえずはラビットを抜く美味しいハイブッシュになるであろう。

今年、失敗したぶん来年の夏が楽しみだ。

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